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小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 9 )

   「お前が1人でこのツアーに参加しているのを知った時には、不謹慎かも知れんが・・俺は
 小躍りしたよ・・」
 「それで・・あのバスの中で隣に座ったんだ・・」
 真っ白になった頭の中で私は、この男性と一緒になったあのバスの中の出来事を思い出してい
 ました。
 彼の態度が近親的だったのを思い出していますが、男の私が「わたしも・・あなたのことが気に
 なっていましたの・・」とはどうしても言い出せませんでした。
 彼のものになった今でしたらば、「わたしも・・あなたにお会いして嬉しかったわ・・」と言
 えるのですが・・

 
    < 5 > お前が欲しいよ・・
  「お前が欲しい・・!」
彼が耳元で囁きました。
 大柄な彼に息も出来ないくらいにギュウーと抱きしめられている私は、突然の思いがけない出
 来事に、抱かれて上を向いた首を振ることも出来ません。
 その時の事をハッキリと覚えているわけではありませんが、多分私は目を閉じていたのだと思
 います。
 彼の切迫した息が顔に掛かっているのを感じましたから・・
 背中を抱いていた彼の手が頸の後ろに廻って来たかと思うと、上を向いた私の唇に唇が被さっ
 って来たのです。
 男性の唇ですから、もっと硬いものだと思っていましたが意外と柔らかかったものです。
 { 男の人の唇でも女の人の唇でも同じように柔らかいものだなぁ・・}とその時に思った
 のです。
 最初は私の唇の上下をチュッチュッと啄んで、それから力を加えて口中に舌が入って来て、
 本格的なキッスに変わっています。
 逃げようとする首の後ろを押さえている右手に私は拒否も出来ません。

  私も既婚の男ですから、女に( 妻だけですが・・)能動的な舌を挿入するキッスぐらい
  ならば、何度もしたことはあります。
 しかし・・今見たいな受動的なキッスは初めてなのです。
 頭の中の真っ白な霧が次第にピンク色に染まって行くのです。
 もう・・私は逃げようなどとは考えられずに、彼に抱き付いていました。
 彼もそれを察したのか・・私を抱いていr手の力が強くなって、彼の右手は私の着ていた
 シャツの下に潜り込んで来たのです。

  彼のキッスはとても上手です。
 口中を舌で掻き回して置いて歯茎を舐め、強く吸い込みまして私を息苦しくさせています。
 私が喘ぐと、又、唇の上下をチュッチュッと吸うのです。
 彼のキッスによって、私は陶然となってしまいました。
 頭の中のピンクの霧はますます濃くなりまして広がって、ただ彼の意志通りに舌を絡めて
 いたのです。
 何時の間にかベッドの上に仰向けにさせられて、私の手は彼の背中に廻っていまして女が
 するように彼にしがみ付いていました。
 強く逞しく、そして優しい男性に抱かれている・・女になっていたのかも、ううん、女に
 なっていました。

  「アッ・・ウウン・・」
 突然電流を流されたように、身体に快感が走りました。
 彼の手がシャツを捲り上げて、私の乳首に触れて来たのです。
 男の私が、乳首にそんな快感が走る壺があるなんて・・今の今まで知らなかったのですが、
 思わず声を上げてしまったのです。
 私の乳首は、若いころには運動もしていませんで、真っ白で平坦な平原にチョコンと色づ
 いた乳首が付いているだけでしたが、中年になりまして小太りになって来ましてお腹同様
 に乳も乳房のように盛り上がって、その小高い丘の上に色の濃い乳首が乗っているのです。
 (つづく)















 

      
   
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