fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 11 )

   「白くって、大きくって・・良い尻だ・・!まるで女だな!」
 後ろを向いて横になって、見詰められているであろう・・羞恥に耐えているお尻に彼の手が添
 えられて来ました。
 そのお尻も若いときはそうでも無かったと思うのですが、中年になって太った所為もあるので
 しょう、自分でもお肉が付いて大きくなったと感じていました。
 それに・・出張の時に大浴場で男の裸を見たことがありますが、普通の男の人はお尻にも毛が
 生えているらしいのです。
 ところが・・私のお尻には生えていないのです。ツルツルとしていてまるで剥き卵見たいなの
 です。
 私は自分の躯が男らしくないのを知っておりました。
 しかし・・添えられた彼の手は、私のお尻が冷たいこともあるでしょうが、ホッとするほど温
 かかったのです。

「どれっ。オマ〇コの方は如何なっていろのかな・・!」
 彼に背を向けて横たわっている私に彼はそんな言葉を掛けて来ました。
 身を硬くしている白く大きなお尻を撫ぜていた手がアヌスの近くまで撫ぜて来たのです。
 そう言われて、私は彼が言っている「オマ〇コ」と云う言葉が、私のアヌスを指していること
 に初めて気づいたのです。
 今になって考えると当然ですよね・・
 男には女のように男性自身を挿入するところは2つはないのですうから・・
 私を女としか見てはいない彼が男根を入れようとしているところは、私のアヌスしかないの
 ですから・・
 「イヤッ、イヤ、イヤ・・オマ〇コだなんて・・。恥ずかしい・・」
 先程の上手なキッスによってすっかり女の気持ちになっている私は恥ずかしくって又、悲鳴を
 上げました。
 もう年上の男でなんて・・欣待は何処を探してもありません。女の悲鳴です。それも、オマ〇
 コと言われた女の言葉尻を捉えての抗議の悲鳴でした。

  何時の間にか彼は全裸になっていました。
 「アッ・・」
 彼の貌が尻朶に触れて、唇がアヌスに被さって来ています。私はピクンと身体をそらしました。
 「アアァ。汚い・・わ!」
 反射的に言葉が出ております。それも女の人のイントネーションでした。
 「お前の身体で汚いところなんか・・無い!それに・・洗って来たのだろ・・?」
 確かにこのお部屋を訪れる前に、シャワーを浴びて身体も綺麗に洗ってあります。しかし、肛
 門はウンチが出るところです。汚いところだと云った観念しかありません。
 そんなところを舐められるなんて・・信じられなかったのです。

顔を上げてそう言うと又、お尻に顔を近づけています。深い息がお尻に当たりました。
 「アッ、ウウウンッ・・」
 彼の指は緊張している私のお尻を開いています。
 そして・・幾分開いているでしょう肛門に、いきなり温かく湿ったものが被さって来たので
 す。
 それが、彼の唇であることは見なくとも判りました。
 私は驚きました。そのようなことをしてくれる彼の行為と、それに続く快感に喘いでしまっ
 ておりました。

  「イヤ、イヤ・・イヤ~ン」
 何時の間にか私の両脚は大きく開かれて片足を大きく上げさせられて、剥き出された肛門を
 舌で舐められています。
 ザラッとした濃い髭の剃り跡が会陰に当たっていました。
 片足を上げさせられているためでしょうか・・拘束されている訳ではありませんが、身体
 を動かせないのです。
 可愛い拒否の声が出まして、それももう男の声ではありません。(つづく)
 
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!