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小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 12 )

  暫く、丹念に私の肛門を舐めていました。
 その様なところに唇を付けて来た彼の行為に驚いてしまって、私は声も出ないのです。
 { そんなところを・・舐めてもらえるなんて、わたしは・・わたしは愛されているのかしら
 ・・}と言った女の感情が沸き上げって来ていました。
 舌を尖らせて、アヌスの中に入れて来ました。
 大きな体に比例して大きなそして硬い舌です。
 「アア・・アアン。ウンッ・・」
 その舌の圧力に負けてしまった白いお尻の中心の孔はもう大きく開いているようで、閉じられ
 ません。
 私は僅かだと思うのですが、クネクネとお尻を振って快感の喘ぎを漏らしていました。
 もう、汚い肛門を舐められている・・と言った意識は何処かへ飛んで行ってしまって、男であ
 る・・と言う意識も捨てておりました。
 ただ・・与えられる快感に女のように喘いでおりました。
 私の白い躯は美しいピンク色に染まっていたそうです。



   「四つん這いに・・なれよ・・!」
 私の身体からスッカリと力が抜けて来たことを知ったのでしょう。肛門を舐めていた彼は低い
 声で呟きます。
 彼は次のことを考えていたようです。
彼は奥様の肛門を初めて犯したときの体位を考えていた見たいなんです。
 これも後で彼から聞いたお話ですが・・「相手の喜ぶ顔を見ながら、屈曲位で犯すのが好きな
 んだ・・」と言っております。
 それを話してくれた時には、私が犯される体位は80%ぐらいが顔を見られながら犯される
 屈曲位か、又は正常位だったのです。
 私はどんな体位でも・・彼のものが私の体内に収まってくれれば、幸せだ・・と思っていまし
 たが・・

  またお話が外れてしまいました。
 奥様の肛門を犯してベテラン・・?の彼は、その時は私が楽な姿勢を選んで下さったようで、
 後背位を選んでくれたのです。
 そう言った彼のお顔は、顎から鼻にかけてヌラヌラと光っておりました。
 
  もう彼は年上の男である私をすっかりと女扱いしておりました。そして・・それもず~と
 年下の女の人に言うような感じで言っております。
 でも・・そんな言い方をされていても、全裸に剥かれている私はもう自分が男だとは考えら
 れませんでした。
 先程の濃厚な口づけをお受けした時以来、自分を彼のオンナだと思っていたのです。
 彼に合わせた訳では決してありませんが、気持ちとしましてはオンナになっていたのです。
 喘ぎ声も恥ずかしがる素振りまでもがオンナそのものになっておりました。

  「はい・・」
 もう女声です。素直に返事をしまして、ノロノロとですがベッドの上に這いました。
 私の身体はその前まで彼に与えられた快楽によって力が入らないのです。
 「素直ないい娘だ・・」
 彼の声が聞こえましたが、女になった私は{ 可笑しなことを言う人だ・・}なんて思わな
 いし、{ 年上の男を娘だなんて屈辱だ・・}とは取らないで、誉め言葉であると思って
 おりました。

  両手をベッドに突いて、背を反らせて腰を上げた私の肛門をジッと彼は見詰めています。
 「アッ・・そんなところ・・」
 「見ないでェ・・」と言った積りです。恥ずかしくって生きている心地もしませんが、で 
 も。彼に見られていると言った快感が無いわけではありませんでした。
 そのようなところを凝視されて、女のように酔っていたのかも知れません。
 女は皆がそうだとは言いませんが、大概の女の人は見られるのは好き見たいです。
 私の妻も若いころの寝室で、私が彼女の恥ずかしいところを見ていると、濡れて来まして
 ビショビショになったものです。
 彼女が特異体質か・・と言うとそうでも無いみたいです。(つづく)

  
 









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