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小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 13
  
  「だいぶ・・開いているが、これでは入らない・な!」
 彼の呟く声が聞こえました。彼は本気で私の肛門に入れようとしている見たいです。
 舐めて頂いた肛門は「大分開いた・・」と言っております。
 しかし。初めて男性をお迎えします私には、その行為もその行為に伴う痛みも想像出来ませんが、
 痛みを伴うことは想像できます。
 私は恐怖を覚えていました。後で、「あの時・・恐怖を覚えたのだろう・・?」と聞いて来まし
 た。
 恥ずかしくなって、私の後ろの孔がキュッと締まったようです。

  これは彼のオンナになってから1周年の記念に池袋のサンシャインホテルへ連れて行って貰い
 ました時に、彼が言った言葉です。
 「俺は男の尻に入れたことは無いのだが、女房の尻には入れたことはあるんだ・・」
 その時ベッドの上では、精液を大量に注いで下さった彼に抱かれながら、私は意識をしてお尻の
 穴を絞めておりました。
 「俺は精力が強い方だと思っている。女房が生理の時などは鼻血が出るほどだった・・それで、
 もう1つの孔の方を開発しようと思って・・な」
 「女房も俺が他の女を抱くよりも良いと思ったのかもしれない・・」
 「だけど・・後ろは痛がって余り使わなかったんだ!」
 彼は私の後ろの孔へ手を差し伸べながら言っております。
 「俺は・・こう見えても・・結婚してからは、女房だけなんだ・・!女房を愛していた!」
 「女房が死んでから5年。俺は浮気などしないで我慢をして来た。息子が嫁を貰って嫁が家へ
 来て、俺の世話をしてもらうようになって、女の匂いがすると嫁を襲おうかと思ったこともあ
 るんだ・・」
 「そんなことは・・出来ないと重々承知しているのだが・・」
 そう言う彼の顔をソッと伺うと、顔が歪んでいるようでした。

  「そこ・・・女房の面影がダブって見えるお前が現れたんだ・・!あのツアーに参加して
 本当に良かったと思った・・『 お前をものにしてしまえ・・』と云う神のお告げかも知れな
 い・・と思ったんだ!」
 「この旅行中にお前を俺のものにしなければ、もうチャンスは無いと考えたんだ・・!あの日
 あの時がチャンスでと思ったんだ・・!チャンスなんてものはそうザラには来ない・・と云う
 ことを良く知っているからね・・」
「俺は知っているんだ!チャンスは頭が禿げていて、前髪を捕まえないとチャンスは逃げて行
 ってしまうのだ・・!」
 彼は私の白いお尻を撫でながら言っています。
 {そんな風に今までチャンスを捉えて来たのね・・流石は経営者だけのことはあるわね・・}
 と彼を尊敬していましたが、口には出しませんでした。
 サンシャインホテルの高層のお部屋で貫かれた後で、彼の逞しい胸に抱かれています。
 高層のホテルの窓の外は夜景が綺麗だったことを覚えています。

  又、お話が反れてしまいました。
 「待っていろよ・・!」
 ベッドの上で四つん這いにさせた彼は私を置いて立ち上がり、クローゼットに近づきガサゴソ
 と旅行鞄の中を掻き回しています。
 怖いもの見たさもありまして彼の方を伺いますと、横向きになった彼の大きく太い怒張が見
 えています。
 それは・・クローゼットを照らす電灯の光によって黒紫にテカテカと光っているのです。
 そしてそれは・・卑猥と云うよりも美しいのです。

  全裸の彼が近づいて来ます。歩を進める毎にギンギンに起った男根が左右にゆれています。
 「これしか無いのだが・・無いより増しだろ・・」
 誰に言うでも無にそう呟くと、持ってきたチューブを開けています。チューブは何かのお薬
 のようです。
 ベッドの上にポンと置かれたそれを見ると、それは怪我をした時に使うオロナイン軟膏でし
 た。
 旅行慣れをした彼は旅行鞄に忍ばせていたもののようです。
 その白いお薬を指先に盛り、彼の言い付け通り四つん這いの姿勢で待っていた、私の白い
 お尻の中心に塗りこめて来ました。(つづく)
















 

 

   
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