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小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 16 )

   ぼんやりと彼の仕草を見ていました。
 彼はチューブに残った最後の軟膏を絞り出しています。
 そして・・それを掌に白く盛って、私が見ている前で自身の怒張に塗りこめています。
 彼自身の男性自身はピキンピキンと云うよりもギンギンと云った方が正しいと思うほど最大
 限にはっておりました。
 掌を離した時は、オロナイン軟膏の白い軟膏が斑になって彼の男性自身を怪しく飾っている
 のです。
 「巨っきい・・わ」
 白く小さいそして細くって、皮を被っている私の男性自身とはまるっきり異なって、巨きく
 て太くって色も形も違っているのです。
 砲身の色も紅茶色と言うよりは紅紫に近くって、いかにも男性の持物と云う感じでした。
 電灯の光に照らされてテラテラと光り輝いているそれを見た私は、思わず呟いてしまってお
 ります。
 もう自分と同じ男性器を持った男で・・と云う感覚さえ無かったのです。


     < 6 > 貫かれて・・
  
「もっと・・腰を上げて・・」
彼が男性自身に軟膏を塗っている間に、私の姿勢は元の四つん這いの姿勢に戻っていたよう
 です。
 再びベッドに上がった彼は私の白いお尻に手を置いて、そう命令しました。その手が燃える
 ように熱かったことを覚えております。
 「はい・・」
 もう女になっている私は素直です。そして、背中を反らしてお尻を高々と上げました。
 今見えた彼自身の大きさに感嘆と恐怖を覚えておりますが、優しい彼に逆らおうなどと云う
 ことはこれっぽっちもありませんでした。
 それもこれも・・奥様に対する対抗心だったのかも知れません。

  硬い男根が、指4本を呑み込んで大きく口を開いているでありましょうアヌスに当たりま
 した。
 お尻の位置を下げて当たった男根は表面がツルツルしていまして、決して嫌ではありません。
 { これが・・あの男性自身なのかしら・・}と私は内心で思ったものです。
 その時の私は眸を開いていました。目の前の白いシーツを見ていたのだと思うのです。だっ
 て・・ノリが効いた白いシーツが強烈に印象に残っているのですもの・・

  「入れるぞ!いいか・・?」
 緊張して、それでいて興奮しているいるような彼の声です。
 「は、はい・・!」
 もう完全に彼のオンナになった私は痛さに対して我慢することを決めました。
 「痛かったら・・言ってくれよ・・。何しろ俺も処女を貰うのだから・・」
 { さっきまでは、痛くはしない・・と言っていたのに・・違うわ・・」と一瞬想いました
 が、「処女」と言った彼の言葉が嬉しくって、黙ったまま大きく頷きました。

私も結婚した時には妻は処女でした。
 今とは違って当時は、女は処女でお嫁に行くものだと言った風習が一般的な時代でした。
 婚約した翌日に、勤務先の近くの神楽坂にあります貴金属店へ行き婚約指輪を送り、その足
 で旅館に入り妻となる人の処女を頂いたのです。
 商売女を2度程抱いたことはありますが、私の小さくって細い男性自身は妻の硬い処女膜を
 破るのには苦労しました。
 それでも、私の細い男根を処女の女陰に入れると、妻は「痛い・・」と泣いて布団の上の
 身体をズリ上げて、頭を壁際まで擦り付けたものです。
 終わった後は、大量の赤い血がシーツに付着していました。
 その時のことを思いだして、破瓜の痛みは覚悟していました。(つづく)



















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