小説 舞の楽園 ( 私の心と肉体 )<第1部>
- 2017/12/06
- 08:10
私の心と肉体<第一部>-64
「見せて! 見せてぇ・・・」
異口同音に、恥ずかしがっている私の周囲に3人が集まって、スカートの裾を引っ張
り捲り上げようとしています。
「イヤ、イヤァ。イヤですぅ・・・」
ワンピの裾をガードしました。誰か判りませんがその内の1人が背中のファスナーに
手を掛けて、引き降ろしたのです。
「先生。助けて・・・」
助けを求めましたが、先生はグラスを片手に笑って知らん顔です。意地悪なのです。
2人に強引に手を押さえられて、ノースリーブのワンピを奪われてしまったのです。
ワンピの下は黒いブラジャーにガーターで吊っただけの薄いダークグレーのストッ
キングだけがお肌に張り付いているだけなのです。パンティは履いていません。
ワンピが下に落ちたと同時に私は背中を丸めて蹲ってしまいました。
「見せて上げな!女になった一子を・・・綺麗な身体を誇りの思っていいんだよ」
先生は笑いながら無責任にもそうおっしゃいます。先生の眸は笑ってはいなかった
ように感じられました。
黒のブラが背中から外されて、白いいかにも柔らかそうなオッパイがブルンと飛び
出て来ました。
こんなところで丸裸にされるなんて思ってもいませんでした。私は凄く恥ずかしい
のですけれど、不思議なことに丸出しにされた乳首が立っているのです。それにも
増して肉体の方が燃えて来て熱いのです。
心の何処かで「もっともっと見て貰いなさいよ・・・」と言っているのが聞こえる
のです。
高級エステなどお金が掛かるところに行ってボデイを整え、磨き上げる女性の気持
ちが、優越感からであることを納得して実感しました。
「まあ、柔らかいのね。素敵なオッパイだわ・・・」
形成手術をした乳房をママさんに揉まれてしまいました。私は頭に靄が掛かって来
ました。
「アウン・・・アアッ。イヤイヤッ・・・」
広子さんだと思うのですが、女にしては小さい乳首に吸い付きます。敏感になった
乳首は私の弱点の1つです。
「ここも・・・綺麗だわ・・・」
フカフカして3人掛けのソファーの上に仰向けに寝かせられて、恥ずかしくって
必死になって閉じている脚を強引に開かせられて、小さな無毛の性器とアヌスまで
覗き込まれてしまっています。
麻痺をした頭では朋美さんだと思うのですが、付いている小さな男性器を弄んで
います。
薄いストッキングと黒いガーターベルトだけの全裸にされた私は脚を持ち上げ
られて、アヌスに口付けを受けていました。
健次様がオ〇ンコと呼ぶ私のアヌスは、もう自分での排泄機能は失っております。
毎日定刻に、グリセリンを2倍の水で薄めた水溶液をガラス製のお浣腸器で吸い
上げて、排泄をしなけれなならないのです。
今日もアパートを出る時に、完全に洗浄してありますので{良かったわ・・・}と
思っていました。(続く)
私の心と肉体<第一部>-65
「ウンッ・・アアアァ。イヤ、あんっ。あああ・・・」
健次様以外の人にこの肉体を触れられたことは、クリニックの先生方を除いては初め
てで、とっても恥ずかしいのですが、このような酒場でこう言った状態にされて、マ
ゾの私は燃え上がってしまったのです。
女(?)4人に責めてもらうと言ったシチエーションが私のマゾ性を大きく刺激をし
たのだと思います。甘い声で躯をクネラセテいました。
「さあ・・お仕事よ」
先に嬲るのを止めてた2人のホステスさんも加わって4人に責められていた丸裸に剥
がされた私を傍で見ていたママさんがそう言って悪戯を止めたのは、それから数分経
った後でした。
「はぁ~い」
ホステスさん達が名残惜しげに離れると、私は全裸にされた身体に衣服を大急ぎで
着けました。肉体を嬲られた残り火よりも、今し方乱れてしまったことの方が恥ず
かしくって、顔を覆ってしまったのです。
「一子さん。ゴメンナサイね。貴女を見ていると苛めたくなっちゃうのよ・・・男
に戻ってしまうのかしら・・・? 不思議ね・・・」
「先生も・・・ゴメンナサイ。お連れの方にこんな酷いことをしてしまって・・・。
本当に一子さんって女らしいものですもの・・・。先生の傑作だって言うことが
良く判りましたわ」
「これに懲りずに・・・またいらして下さいね」
流石は水商売のママさんです。私を持ち上げるのと共に、先生にも如才無く謝って
またの来店を促しておりました。
私は恥を掻かされたことを忘れて、感心しています。
「いらっしゃい・・・」
その時です。2人連れの男性がお店に入って来ました。女達は大きな声を張り上げ
ます。
間一髪で私は助かったのです。もう少し永く嬲られていたら、裸になった私を見
られたかと思うと、冷や汗が滲んで来ました。
2人のホステスさんが黄色い声を張り上げて、ドレスの裾を乱して新しいお客様の
ところに行きました。
ママさんはウーロンハイを作ってお客様に出すと、私達のいる席に戻って来まし
て、先生とこの1年間の出来事などを話し始めました。
私がこのお店に入ってから、ホステスさん達にいきなりのように嬲られて先生と
ママさんはお話しする時間が無かったのです。
私は乱れた髪を手串で直して、カクテルを飲んでいます。
「一子さん。貴女。ここで働く積りは無い・・・?」
先生がおトイレへ立ったのを見送ってママさんが顔を寄せて小声で聞きました。
「男なんて皆、浮気者よ。独りの女では満足しないものよ。今、貴女は幸せ?」
不思議な顔をしていると、ママさんは私が今お付き合いをしている健次様のこ
とを言っているようです。
ママさんは健次様のことは知らないのですが、こう云う世界のことは詳しいよ
うで、私の身を案じてくれたのかも知れません。
私は今は最高に幸せですから、{何をおっしゃっているのかしら・・・}と思い
ながら頷いています。
「貴女ならば・・・ここのスターになれるわ。ここで働いたら・・・?」
私をジッと見詰めて呟きます。
「ありがとうどざいます。でも・・・わたしにはご主人様がいらっしゃるのです。
それに・・・わたしはいい年なんです・・・」
グラスに付いた紅をそっと拭いながら私が口篭った時に、先生がおトイレから戻
って来ました。
ママさんはそれっきりそのお話を打ち切ってしまっています。私も先生にはママ
さんから言われたことを話さなかったのです。(続く)
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