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小説 舞の楽園 ( 退職記念 )


 
退職記念 - ( 23 )

「ここを剃ろうよ・・!」
 彼の手はお湯に浮いている私の少ない陰毛を撫ぜています。
 「お前の白い肌には・・ここの毛が無い方が似合うと思うのだ・・!」
 { お亡くなりになった奥様もそこの毛を剃っていたのかしら・・}私はその言葉を聞きまし
 て確信したのです。
 私は亡き奥様に対して嫉妬の感情を持っておりましたから・・としか考えられません。
 他の人に見せる訳ではありませんので、{ 毛が無いと恥ずかしいけれども、無くなっても不
 都合は無いわ・・}と考えております。
 { アヌスまで許して、彼のオンナになってしまったのだから、彼のしたいようにさせて上げ
 るのが本当なのね・・}と思ったのです。
 私は黙って頷きました。けれども・・貌は赤かったと思います。

  「よし・・いい娘だ!」
 彼の非情に弾んだ声がしています。
 段々と私が言いなりのオンナになって行くのが嬉しいようです。
 「良く温まってから・・出るんだよ・・」
 躯を入れ替えてから浴室を出て行きざまに言い終えて、お部屋の方に歩いて行きます。
 直ぐに剃刀を手にして戻って来ました。
 日本の旅館やホテルでしたらば、必ず用意してある剃刀だと思いますが、このホテルには用意
 していないようです。
 私を女にしてくれた愛おしいものが、さっきよりも大きくなっていまして、ブラブラと揺れて
 おりました。

  湯船から出ました私は浴槽の縁に腰を掛けております。
 「脚を開くんだ!・・それじゃぁ、剃れないだろう・・?」
 下の毛を剃られると言う余りの恥ずかしさにモジモジと私は脚を閉じておりました。彼の面白
 がっているような声が追い打ちを掛けております。
 { この男性は優しくして下さるのだけど、SEXに関してはSに変身するのではないかしら・・}
 それを聞きまして、初めて思ったのです。
 そう思うと、女になった私に対しての先程の言動は理解出来るのです。
 私が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、頭に乗った彼は更に恥ずかしいことを強要してくる
 見たいでした。
 私は自分の性癖を、少しですが・・マゾじゃぁないかと気づいていました。
 普段の私は、そんな素振りは見せたことはありませんが・・人見知りだったり、内心は気弱
 だと思っていました。
 彼のオンナになってしまったのも・・それ自体が私のマゾ性によるものかも知れないと気が
 付いておりました。
 でも・・私は悪い気はいたしませんでした。
 { 彼のオンナにならしていただいたのだから、彼に捨てられるまではこの男性に従って
 行こう・・}と考えておりました。

浴槽に腰を降ろしてお股を開いた私の恥毛を、彼は剃り始めました。
 お股を開くと云う行為は流石に恥ずかしくって何度も閉じようといたしますが、彼がお股の
 間に入っていまして閉じることが出来ないのです。
 5~6度順剃りをしまして、2~3度逆剃りをされますと、もう私の薄い、そして狭い範囲に
 しか生えてはいない陰毛は白い肌を現していました。
 そこをツルツルにされている時には、白い太股はピクンピクンと痙攣を繰り返していました。

  「あっ・・」
 「やっぱりな・・!お前はマゾっ気が強いようだな!恥ずかしいことをされると・・ここを
 立てているんだもの・・」
 彼の作業中は恥ずかしくって耐えられないので、私は天井を向いていました。
 私の男性自身をピクンと弾いて彼が言います。
 彼は私のマゾっぽい性癖を見抜いていたのです。
 弾かれた衝撃に( ・・と言うほどではありませんでしたが、彼は指で軽く弾いたでけでし
 たが、いきなりだったもので驚いたのです。その悲鳴です。
 下を見ますと、男性自身がそれなりに大きく膨らんで起立をしているのです。
 「イヤァ・・」
 狼狽えて高い悲鳴を上げていました。
 勃起した男性自身も勿論恥ずかしかったのですが、それよりも彼に私の性癖を見破られてい
 るのが恥ずかしかったのです。(つづく)
















   
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