小説 舞の楽園 ( 記憶に残った女 )
- 2022/05/31
- 21:59
記憶が・・―3
「失礼ねェ。それってすごく失礼よ!」
女は大きな眸を吊り上げて、怒ったようだった。
「ヨーシ。昨晩のこと、思い出させようっと・・・」
こう云うなり、彼女は自分の着ていたピンクのガウンの腰紐を解いて脱ぎ捨て
た。
「あっ・・・」
ガウンの中は湯上りらしく、素っ裸であった。女は正面を向いて立っていた。
乳房は、ガウンの上から想像した通り豊かでDカップ、いやFカップはあろう
かと思われる。
ウエストラインは見事に括れて、大きな腰に続いている。
白い巨大なオッパイが大好きな勇は、思わずゴクリと咽を鳴らした。さっき、
彼女の手で勃ち上った彼の股間のものは、また更に大きくなった。
勇は女の大きく張り出した腰の中心に目を移した。
白い腰の真ん中には刈り込んでいるのであろう、薄いそして小さな茂みが見え
た。しかし、その小さな毛叢の下には、妻で見慣れた女陰の割れ目とおぼしき
物はなく、薄いピンク色をした小さな包茎が下を向いているではないか?
「ほら。もうこんなに元気になって・・思い出してよ・・夕べのことを・・」
彼女はハスっ葉にそう言いながら、勇の男性自身を再び握った。
「夕べ言ったじゃない。大きくて可愛いクリちゃんだって・・お前は女だ。女
として可愛がってやる・・って」
言いながら、Fカップのボインボインで白いオッパイを勇の目の前に突きつけ
てきた。
勇は思わず、その巨大な乳房にしては小さめだが美しいピンク色の乳首を、口
に含んだいた。キュウーッと吸い上げておいて、右手は丸みを帯びた白い巨大
な膨らみを掌で揉んでいた。
そう言われて見ると昨晩タクシーの中で運転手の目を盗んで、いやがる彼女
のパンティの中に手を入れて女にしては巨大過ぎるクリトリスを掴んで、そん
なことを言ったような気がズキズキする頭の中に浮かんできた。
「アン・・」
素っ裸になった彼女は右の乳首を吸われて、左側の乳房を揉まれる快感に耐え
られなくなったのか身体を官能的にくねらせると、ベッドの上に倒れ込んで
きた。
目覚めた時に嗅いだ匂いと同じ甘く切ない匂いが、勇の鼻孔に流れ込んできた。
(続く)
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