小説 舞の楽園 ( 1DKのマンションで・・)
- 2022/06/27
- 23:12
1DKのマンションで・・ー(4)
「ヒーィ、イヤッイヤ。離して・・離してください・・。怖い・・怖いョー」
もう、バイブを差し込まれたお尻の快感どころではなかった。あんな大きな剛直
でもって肛門を貫かれたら、きっと身体が真っ二つに裂けてしまうに違いないと
云う恐怖に、思わず這って逃げようとしている。
「コラッ!何処へ行く。逃げるんじゃない!」
丸裸で這って逃げようとしている一夫の後ろから裸の腰に手を掛け引き戻す。
跪く一夫を羽交い絞めに押え付けていた。
この大男の新聞拡張員は身体に見合って、さすがに凄い力である。
一夫の細っこい腕を二本纏めて大きな掌でムンズと掴むと、ベッドの上にあった
ピンクのリボンで、前手に縛り上げてしまったのだ。
そのピンクのリボンはバイブレーターの箱を飾っていたリボンであり、バイブを
取り出してベッドの上に箱とともに放り出してあったものだ。
一夫はリボンを放り出してあったことを後悔したが、もう遅い。
「さあ、スッポンポンで縛られてしまったら、もう、逃げられないぞ!観念し
て、大人しくするんだ!」
両腋を晒し、頭を抱え込んだ格好に縛られてしまった一夫をベッドの上にうつ
伏せに寝せた。嫌がる一夫の腰の下に枕を宛がった。
尻に生えていたバイブが抜け落ちそうになっていたのを、再び指で押し込んだ。
もう、一夫は苦痛と快感がないませ合って、動くことが出来ない。
「俺のは太いから・・何か塗らないとな・・おッ、用意がいいなぁ・・ワセリ
ンか・・道理でベチョベチョになっていた筈だわな・・」
とうとう、熊さんにワセリンの瓶まで見つけられて・・・しまった。
繊細で用意周到な気質の一夫は、バイブを自分の肛門に収めるのにワセリン
まで用意してあったのである。
片手で一夫の白いお尻を押さえつけておいて、片手で今やビンビンに張った
自分の剛直にベッタリとワセリンを塗りこめた熊さんは、お尻に生えている
半透明のバイブのスィッチをオフにすると、ユックリとそれを抜き出した。
「あッ。あああッ・・」
一夫は得体の知れない感覚に思わず声を上げている。
今やすっかり緩んだ紅色の襞の穴を見せている一夫の肛内に、ワセリンを
たっぷりと取った毛がいっぱいに生えている太い指が差し込まれた。
「ああ・・アア・・うむッ」
2本の指が直ぐに3本になり、一夫が呻く頃には、グチュ、グチュッと卑猥
な音を立てていた。
「あっ、ああ・・イヤッ。音を立てないで・・音はイヤ」
そのいやらしい音を聞きながら、二つ折りの窮屈な姿勢のまま、巨根の大男
に犯されるかもしれないと思っている一夫であった。
思えば、男の人に犯して貰うことを夢見てバイブを購入して、今朝それを
使用してしまったのだ。恥ずかしいが事実であった。
良く見れば、この毛深い大男は自分の理想の肉体をしている。好きか?嫌い
か?と聞かれたら、大好きの部類に入る。
ただ先程チラット見えた巨大な鎌首さえ目を瞑るならば、この熊さんは
一夫にとって理想の男性である訳である。しかし・・しかし。それはあまり
に巨大過ぎた。
「怖い・・・や、優しくして・・」
ワセリンでヌラつく巨砲が、シーツに顔を付けさせられてお尻を高々と掲げ
動けない一夫のアヌスに宛がはれた時には、もう観念して哀願を繰り返して
いた。
「最初はちょっと痛いかも知れんが、すぐに馴れる!。今に俺のものじゃ
無いと・・と言って俺のものを恋しがるようになるから・・」
ジリジリと慎重に肉体を寄せながら、熊さんは自身タップリだった。
雄根が押し出されるに連れて、一夫の腰が逃げて枕の上に被さった。両手
を頭上に縛られた一夫はもう逃げることは出来なかった。
雄根の頭の部分が、ワセリンのヌメリを借りて入って来た。
引き裂かれるような激痛に涙がポロポロ零れてシーツにシミを作っている。
一夫は激しい痛みで口も利けなかった。〔続く〕
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