小説 舞の楽園 ( 1DKのマンションで・・)
- 2022/07/09
- 23:33
1DKのマンションで・・(16)
(8) 勧誘のついでに・・
「一子。俺は一子の肉体を改造したいんだ! 毎日々々、毛を剃るのも大変
だろう?毛を剃らなくってもいいように、全身脱毛をしようよ。ツルツルの肌
にしような・・・?」
熊さんがセックスの後の甘いまどろみを破って言ったのは、それから1ヶ月程
した日のことだった。
大体、一子の身体には無駄毛と言うものがほとんど見あたらなかった。それに
女性ホルモンを飲むようになって、脚や腋の下の毛はほとんど生えてこなく
なったが、性毛だけは毎日の剃毛で、逆に濃くなったような気がしている。
「はい。ご主人様。だけどどうしたら・・・」
一子は今しがた自分の肉体から抜かれたばかりの、量感のある愛しいものに
口を寄せながら聞いた。
「駅前に美容クリニックが出来たのを知っているかい?。一子。あそこへ行
くんだ!。今日、新聞の勧誘のついでに院長に会って一子のことを頼んで
きたんだ。1か月位で完璧に脱毛してくれると言う話だ。一子。そこへ通え!
いいな!」
熊さんの一物が一子の口中で、また大きくなってくる。
「脱毛が済んだら、去勢手術と豊乳手術を受けるんだ。もう一子は女だから
玉玉はいらないだろう?。それに、オッパイも大きくしてDカップ位にして
やるんだ。一子は女の肉体になるのは嫌か?」
熊さんが右手を延ばしてアヌスを弄って来た。一子は弄りやすいようにそっ
とお尻を近ずけていた。
「でも、一子のお仕事は如何しましょう?。女の肉体になったら辞めるしか
ないわね。いまでも、充分に女みたいだと言われているのですもの・・」
こうなる時がとうとう来たのだと思った。熊さんの女になった時から、会計
事務所はいずれは居られなくなるのだろうと思っていた。
寝ていて一子に大きなものを口に含ませていた熊さんは、ガバッと身体を
起こしたのだ。そして、一子を組み敷いた。
「辞めてしまえ!一子ももう男の格好をして事務所に行くのは嫌なのだろ
う?」
確かに一子にとっては、いくら個人の会計事務所であっても、急に女性の
格好をして仕事に行く訳には行かなかった。
お化粧は完全に落としたつもりでも、女のお化粧の匂いは消すことが出来
なかった。それに延びた髪は後ろにホニーテールに結んで行くのだが、女
の動作や言葉が咄嗟のときに出てしまって、所員に変に思われている。
それに、毎日飲んでいる女性ホルモンの影響で髭も薄くなり、小さかった
胸と腰もフックラとお肉が付いて大きくなったようである。
もう、男の格好は限界に来ていると、思っていた。
熊さんの雄根が、二つに折られた一子の肉体の中に、再び入って来た。
「うっ・・ああっ・・ああご主人様!一子、本当に辞めてもいいのね。
嬉しい・・・女の格好で毎日が過ごせるなんて・・」
一瞬顰めた眉を開くと、一子は眸を輝かせて熊さんの毛むくじゃらの腰
を抱いている。(続く)
スポンサーサイト