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小説 舞の楽園 ( マゾ牝貞子 )


         マゾ牝 貞子   < 9 >
   暫くして、純は小便の入ったボールを、正座をして項垂れている貞子の前に置いたの
 です。
 ボールの中の白いご飯は黄金の液に満たされていて、ツンとする若い尿の強い臭いがして
 います。
 ご主人様と純が見守る中、置かれた椀を4~5秒ジッと見詰めていた貞子は意を決したよう
 に口を近づけていました。
 『ご主人様に肉体まで改造されてしまって、生命まで与えてしまった自分なのだ・・』と思
 ったのです。『もう・・如何にもならない・・わ』と云う感情だけが貞子を支配しています。
 そして・・『自分の血を分けた息子にも・・虐められ無くってはならないのね・・・』と自
 虐の心が芽生えていました。

  そう考えると、身震いするようなマゾの感覚が込み上げて来たのです。
 何時ものように手を使わずに口で汁飯を啜り、小便混じりのご飯を食べ始めました。
 口と顎をベトベトにしながら、最後には舌まで使って、息子の小便混じりのご飯を1粒も
 残さずに食べていました。
 思い起こせば、飼育を始められた最初の頃は、ご主人様のオシッコに入ったご飯を食べ
させられたものです。

      ( 4 )
 「ヨシ! 貞子。風呂・・だ!。純君も一緒にはいろう・・。貞子に浣腸をしてやって
はくれまい・・か?」
2人は首輪を嵌められて椅子の下で悄然としている貞子をチラチラと見ながら食事をして
おります。そして・・食事が終わると服を脱ぎながらご主人様は純に言い出しました。
「浣腸」と言う言葉に興味を覚えたのか、先程からジロジロと全裸の貞子を憎々しげに
見ていた純は頷いたのです。
「持って上げる・・よ」
丸裸になったご主人様が牝犬になった貞子の首輪に付いた銀色の鎖の椅子に結わえてある
方を解いていると、ご主人様に続いて全裸になった純は手を出して言いました。
『ホウ・・お前が・・持ってくれるのか・・?』 
ご主人様は積極的な純に満足そうです。
純は父親である貞子を、もう完全に見限ったようです。「このマゾ牝が・・」と言った目
の光をしています。
この中学生の息子のショックが貞子には良く解りました。
あの一緒に暮らしていた当時は、厳格だった父親がご主人様と呼ばれている男のオンナに
なっているのです。それも・・マゾのセックススレイプとして、絶対服従の態度を崩して
はいないのです。

 『息子である自分よりもこの男性の方に忠誠を誓っているマゾ牝なんて見たくもない・
・・』と思っているに違いないと貞子は考えました。
「もう・・・如何しょうもない・・のよ。純。ゴメンナサイ・・ネ。わたしはこのご主人
様に造り変えられてしまったのよ・・マゾオンナなの・・よ」と心の中では1人息子の純
に謝っていました。
『だから・・もう。純とは親でもなければ、子でもない・・のよ。わたしは思い切り破廉
恥になるわ・・そうでもしなければご主人様が許して下さらないでしょう・・』
「だから・・純もわたしを思い切り蔑んで・・そして、虐めてほしい・・のよ・・」と心
の中で叫んでいました。
諦め切った眸からは涙が出ていないのが、貞子には不思議でした。(つづく)
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