小説 舞の楽園 ( 私の心と肉体 )<第1部>
- 2017/12/18
- 09:30
私の心と肉体<第一部>-88
そうしている内に陽も傾いて来ました。
また露出の快感を味わいながらも、干してあった洗濯物とお布団を取り込み、夕食の
お買い物に出掛けています。
まず鏡の前で全裸になり、躯に余分なものが付いていないことを確認します。そして
ガーターにストッキングを吊るします。
今日のガーターベルトは真っ赤なのにしました。ストッキングはお肌に合った極薄の
透明感のある肌色にしました。
毎日飲んでいる女性ホルモンのせいでしょうか、このところ少し大きくなって93cm
Dカップの透き通るような乳房には、ガーターに合わせて真紅のブラを着けています。
その上には、真っ白な肩紐だけのタンクトップを着ます。
このタンクトップもブラジャーもガーターも健次様に買って頂いたものです。
鏡には白い肩と真っ赤なブラの紐と白いタンクトップの紐が重なって写っていました。
私の下半身はまだ丸出しです。私は真紅のスカートを選びました。勿論膝上30cm
のスカートの中はノーパンです。ちょっと屈むと白いお尻が見えてしまいます。
このような短いスカートしか健次様は許してくれないのです。
それでも、私はお洋服を着ると非常に嬉しいのです。
簡単にパフを叩いて真っ赤なルージュを塗り、薄いベージュのハーフコートを羽
織ってお出掛けです。
最近はホルモン剤の影響かお尻ばかりではなくってミニから出ています太股にも
お肉が付いたようで、何処から見ましても女性が歩いているようにしか見えませ
ん。
こうして口紅を付けますと30代後半の熟女としか見えないようです。
鏡の前の私はフックラとして来ました下腹部を隠すように腰を引き締めてそれを
反らしています。
「う~ん。完璧よ!」
鏡の中の熟女が呟いています。
白いサンダルを履いてお出掛けです。
サンダルは8cmのヒールがあります。最初の頃は高いヒールにふら付いて歩く
ことが出来なかったのですが、変われば変わるものですよね。
今日は何時ものスーパーではなく、{健次様に私の腕が上がったことをお知らせ
したい・・・}と思いまして、バスに乗って駅前のデパートまでお買い物に行き
ました。ついでに寒くなる前に健次様のセーターをと思っていました。
アッ、申し送れましたが・・・健次様が「俺のことは『あなた』と呼べ」と申し
たその日からご主人様のお財布を預かっております。家計簿もちゃんと毎日付け
ておりますのよ・・・
健次様のご実家はこの地方でも有数の大地主だそうですが、次男坊の癖に意外
と質実剛健なんです。
このお部屋を大改造した時には、お父様がその費用を肩代わりしたらしいのです
が、生活費は会社からのお給料で賄っていらっしゃいます。
実家にはお兄様もいらっしゃるようですが、私はご両親にもお兄様にもお会い
したことはございません。もっとも、今はオンナになっていますが、元男性であ
ったことが知られたらば、私は叩き出されるのではないか・・・と思っています
が・・・(続く)
私の心と肉体<第一部>-89
でも、健次様の妻になった私には、彼の実家に頼らないところが嬉しいのです。
私を奥様として認めて下さっているのですから、一生懸命に節約をして、健次様の
お給料だけで暮らして行こうと頑張っています。
今日は家計も少し余裕が出来たので健次様のセーターを買う積りで、バスに乗りま
した。彼は喜んで下さると思います。
腹腔に入れてあるリンの玉がバスの揺れに合わせて澄んだ密かな音を立てています。
向かいの座席に座っている上品な老婦人が「何かしら・・・」と云うような顔をし
てこちらを見ております。
まさか肛門より音がしているとは思っていないようですので、私は微笑んで会釈を
返しました。
駅前のダイエーでとっても色柄のよいセーターを見つけて、それを買いました。健
次様に良く似合うと思っています。ヒョッとすると、今夜は寝られそうにありませ
ん・・・
それから夕食のオカズの材料を購入したのです。
私は女になりきって、いえ、主婦になりきって真剣に材料を選んでいます。こうし
て夕食のオカズや、好きな男性のセーターや下着を買うことに喜びを感じている
私です。
常の生活は淑女で、夜のベッドではご主人様の責めによって娼婦になることが、私
の夢だったのです。
お買い物から帰ると、日は暮れていました。
早速玄関でお洋服を脱いでタンクトップ1枚の姿に戻りまして、お夕食の支度です。
お夕食の支度が整うとお風呂を沸かしてご主人様のお帰りを待ちます。
今夜も愛して頂くために,私の開いた菊の蕾に浣腸と洗腸を繰り返して、軽く寝化粧
をして、ご主人様のお帰りを待つのです。
あっ、今ご主人様の合図のブザーが鳴りました。私はイソイソと玄関に座りました。
今夜も私がクタクタになるまで、ご主人様は愛して下さることでしょう・・・
あの事故が起きるまでは、私は幸せの絶頂にいたのです・・・(第一部終わり)
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