小説 舞の楽園 ( 海 )
- 2022/10/04
- 23:37
『 海 』 - 12
その時の私の頭の中は、熱い刃で身体を突き通されたような不思議な感覚がありま
した。
いえ、快感と云った方が正しいと思います。
その快感が芯まで貫き、精神は麻のように乱れてしまい、完全に倒錯の状態に陥って
しまったのかもしれません。
理性などと言うものはいい加減で、安っぽいものだと言うことも実感としてありました。
白い丸裸の私は、今までも他人の男性自身など触ったことも握ったこともありません。
その私は顔の前で祈るように両手で包み込むように雄の肉反りを握っているのです。
もう洗脳されたようになっています私の舌は、無意識の肉にチロチロと纏わりついて
天井を向いている宝冠の裏側の切れ口をなぞっていました。
「オウッ!いいぜっ・・!旨いな・・!」
健様の腰がピクンと動きます。
「お前。以前に男のモノを咥えたことがあるんじゃないのか・・?旨すぎる・・ぜ」
健様は男根をピクンピクンさせながら揶揄って来ます。
その問いに私は不自由な頭を振りました。
返事をするどころではありません。口の中に入り込んだ大砲は余りにも巨大で息さえ
させてくれません。
ところが・・筋肉質の肉体を素っ裸にして巨砲をイキリ立たせて、私の口が兄の毛深
い叢にめり込むのを、傍で見ていた錠様はもう我慢の限界だったようです。
本当のところ、兄貴が使った後に自分のチ〇ポを私の可愛い口に使う積りだったそう
です。
しかし・・私の白い腰と白い尻を見ていると、もう我慢が出来なくなったそうです。
「兄貴!俺も・・もう我慢ができねえよ・・!」
健様の怒張を口にしている私の耳にそう悲痛な声で叫ぶ錠様の声が聞こえています。
「先に・・先に使う・・ぜ!」
そう叫ぶと、横座りに足を投げ出して座るようにして健様の男根に縋り付いている私
の腰をムンズとばかりに掴んだのです。
そして・・お兄様を含んでいる私の中腰に立たせて、アヌスを弄って来たのです。
その時の私の身体は2つ折りになっていまして、丸いお尻は突き出されていて、額
は羆のような健様の剛毛に埋まっていました。
「足を・・広げるんだよ・・!」
”パーン”
幾分ですが切羽詰まったような声と共に1つ私のお尻が鳴りました。
お尻を張られた私は閉じていた両脚を広げさせられて、臀丘の谷間を割り広げられ
ました。
すぐに・・錠様の武骨な太い指が私のアヌスの表面に触れて来たのです。
「ヒィィィ・・・」
私は鳴きましたが、声にはならなかったようで、イヤイヤと言うように腰が揺れる
ばかりです。
太い指が触れたアヌスはカラカラに乾いていまして、湿り気はチィットモ無いので
す。
『これじゃぁ・・入れることが出来ないな・・湿らせなければ・・』
錠様はそう思ったのようです。
腰を180度に折られている私の綺麗な放物線を描いているアヌスへ行き成り錠様
の唇が吸い付いて来ました。
そのヌルリとしたものは、何時もの張り型で緩んだ私のアヌスを抉じ開け中を伺う
のです。(つづく)
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