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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  - 18

「綾!」
  私はまだ自分が呼ばれたのだ・・とは思っていません。
  だって・・数分前に「綾」と言う名前を与えられたのですもの・・
  「綾。呼ばれたら、すぐに返事をするんだ・・!」
  2人は同時に、本当に割れ鐘のような大声で怒鳴るのです。
  「は、はい・・」
  怒鳴り声にギクッと驚いた私は自分が呼ばれただと悟りまして、慌てて返事をしました。
 

   「綾よ・・。オンナは素直じゃなくてはいかん」
 「素直なオンナになれば、俺達はお前を可愛がってやる・・!酷いことはしない」
 「どうだ・・?素直なオンナになるか・・?」
 「海には放り込まれたくは無いだろう・・・?」
 健様と錠様は口々にそう言って、目を見合わせて頷きあっておりました。

  「は、はいっ。素直なオンナになります!ですから・・海に放り込むのだけは・・・そ
 んな酷いことだけはしないで下さい・・」
 私には取捨選択の余地は無いようです。
 お2人の怒声のような声に震えあがってしまって、思わず口走ってしまっていたのです。
 それに・・お2人には内緒の話ですが・・先程犯されたSEXですが、快感を感じてしまっ
 たのです。
 私はお2人に負い目を負ってしまったのです。 


  「馬鹿野郎!いや、バカ女・・か。オンナがそんな口を利く・・か?」
 「お前はもう男じゃねぇ・・!女なのだ・・!女ならば女らしい口の利きかたがあるだ
 らう・・?」
 そう言ったと思うと、バシンと私の裸のお尻が鳴りました。
 白いお尻には赤い手形が見る見る浮かび上がったと思われます。痛かったのです。
 「ヒィ・・」
 女の悲鳴を上げている私がいました。

「言い直すんだよ!綾。女ならば女らしく・・な」
 健様がニヤリと笑って、猫なで声を出しています。
 何が何でも・・男達は私をオンナにしたいようです。それも・・完全に従順な奴隷女
 にしたいようでした。
 一方の方が脅かせば、一方の男が優しく私を諫めるのです。

 「 は。はい。綾は貴方様方のオンナになりましてよ・・。素直なオンナになりますわ。
 いえ。ならせていただきたいのです」
 「ですから・・綾を末永く可愛がって頂きたいとおもいますぅぅ・・」
 女のような細い、幾分ですが高い声で、女のイントネーションで、私は自らを「綾」と
 言っていました。
 いえ、言わせられていたと言った方が正しいでしょう・・
 2人の兄弟は凄く嬉しそうに笑って、交互に私の唇に自らの唇を押し付けて来ています。

「綾はあなた様方の理想のオンナになるように精進いたしますことをお誓い申し上げ
 ますことよ・・。どうか・・綾を宜しくご指導下さいますようにお願いいたします」
 「もし、綾が反抗的な態度を取りましたらば・・そして、お気に召さない行動を取りま
 したならば・・どうぞ罰を与えて下さいまし・・ネ」
 結局、何回も言い直しをさせられて、普段話しているよりも高い女声で、この海の男
 の兄弟のオンナ、いえ、セックススレイプになることを誓わされていたのです。(つ
 づく)















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