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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  - 20

    「それからな・・綾!」 
  今度は錠様が楽しくって仕方が無いと云うような笑顔を向けて言うのです。 
  見方によっては・・私を甚振るのだ楽しくって仕方が無い・・と云った笑いです。
  白い丸裸の私は『 また何を言われるかか・・?』と思って、震えあがりました。

   「綾の体毛と恥毛を剃ってツルツルにした後に、後ろのオマ〇コも綺麗にして置かな
  いとな・・」
  「俺達が使う時に、チ〇ポに汚いものが付いたら興覚め・・だろ?」

   この男達が男の私に性器を突っ込む場所は・・と言えば、私のアヌスしかありません。
  私のアヌスが「 オマ〇コ 」と言う恥ずかしい名前で呼ばれていることは、既に知ら
  されて私は知っております。
  幾ら童貞で、女性を抱いたことは1度も無い私であっても、女性器をオマ〇コと呼ぶ
  ことぐらいは知っております。
  それを綺麗にする・・と言うことは、浣腸をして綺麗にする・・と云うことだとは理解
  に及びませんでした。

「まさか・・か、浣腸を・・しようと・・?
  思い至ると顔が見る見る蒼白になって行くのが自分でも判ります。
  「そうだ!綾は頭がいいな・・!俺達は、俺達が使いたい時は何時でも使えるように
  オマ〇コを綺麗にして置くのが、いいんじゃないか・・と思っているんだ!」
  「それが・・オンナとしての綾の最低限のエチケットと云うものだろう・・?」
  健様が丸裸で蹲っている私の頭を撫ぜていました。


   「イヤです!浣腸なんて・・酷い。浣腸なんて・・出来ません!」
  余りの酷い言い分に、切れてしまった私は思わず男言葉に戻ってしまって、叫んでし
  まったのです。
  私の蒼白な頬がパンパンパンと鳴りました。
  頬が張られたのです。
  私は『しまった・・』と思いましたが、もう言ってしまった後でした。

   「嘗めるんじゃねぇ!優しくすればつけ上がりやがって・・海に放り込んでやる!」
  茶色の汚れた短パン1つの錠様の顔が真っ赤に膨れると、小柄な私の首の根っこを
  大きなゴッツイ手で摑まえると、ズルズルズルと出口の方へ引きずって行くのです。
  凄い力だったのを覚えています。
  「助けて・・下さい!死ぬのは嫌ですぅぅ・・。何でも致します。素直になります」
  「あなた様方好みのオンナになります・・!いえ、ならさて頂きたいのです・・!
  助けて下さい!オマ〇コも綺麗にしておきます・・わ。助けて下さい・・」
  丸裸の私はもう必死になって、引きずられないようにと胴の間の入口の柱にしがみ付
  いて泣いて許しを請うています。

   「錠。もう1度だけ助けてやらや・・!綾もああ言っているのだし・・」
  「なあ、綾!錠は怒ると何するか解らないんだ。死にたくないんだったら・・俺達の
  言う事を聞けや・・」
  健様がクマのようにノンビリとした口調で髭面を綻ばせながら、錠様を押さえてくれ
  ました。

   「許して・・許して下さいまし・・!反抗したりして、素直でなかった綾が悪う
  ございました。もう・・もう。絶対にお2方にはお逆らいいたしませんわ。お許し
  くださいませ・・」
  丸裸を板の間に平伏させて頭を下げて、女言葉で遜って許しを請うている私がいま
  した。
  悔しくって惨めでしたが、もう如何しょうもないことを悟っていました。(つづく)


   
    











 

 

 



















      










      
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