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小説 舞の楽園 ( 海 )



『 海 』  - 22

私は胃腸の方は丈夫な方で、今まで胃腸科のお医者さんにお世話になったことはあり
  ません。
  ましては浣腸等を施されたこともありません。
  浣腸の効果を知らない私は幾ら石鹸液を注入されても我慢さえすれば排泄は耐えられる
  ものだ・・と考えておりました。

   お日様の射している甲板に連れ出されて「ここに這うんだ!」と命令された時も、毛
  を剃られた丸裸を晒すことは恥ずかしかったのですが、もう何もかも見られた後と云う
  ことだし、先程も「素直になる」と誓わされた手前、もう『如何しようもない・・』と
  諦めて裸の白いお尻を晒していたのです。

   「アッアアァ・・」
  健様が石鹸液を掻き回している間に、お尻の毛まで剃られてしまった丸裸で四つん這い
  の私のアヌスを割り咲いて、錠様の太いそしてごっつい指が入ってきたいます。
  お2人の暴虐に会いまして、紅く腫れ上がったままピッチリとは閉じない私の肛門に
  吸い込まれるようにプラスチックのホースの先がメリ込むところでした。

   「嫌ですぅぅ・・」
  と叫ぼうとしましたが、又、男達に海に放り込まれてしまうかも知れない恐怖が私の
  口を噤まさせています。
  その代わりに、ホースを差し込まれた双臀がブルッと震え、鳥肌が立っているのが自分
  でも解るのです。

  ” ズ、ズッ、ズズッ・・”
  不気味な音と共に石鹸液が肛門に流れ込んで来ます。
  「液が少ないんじゃないか・・?海水を少し混ぜてやろうぜ!。海水で浣腸をすると
  効く・・・と云う話を聞いたことがあるぜ・・!」
  錠様はそう言うと、バケツで海水を汲み上げて、それを石鹸液に流し込みました。
  石鹸液は残り少ないのですが、海水は船の廻りに一杯あるのです。

   およそ・・1.5リットルの新しい浣腸液が出来上がりました。
  それをプラスチックのポンプで私のお腹に流し込むのです。
  流し込まれる私は心の中で『こんな酷いことはしないで・・嫌』と泣いていました。


   1リットルを超えた辺りからです。
  突然。お腹がグルグルと大きな音を立てて鳴り、重苦しい痛みが走り、便意が駆け
  下るように私を襲いました。
  それは・・とても激しい便意で、歯を食いしばって我慢をしてやり過ごしたのです。
  腹圧が上がって来たのか、急に浣腸液の入り具合が悪くなったようです。

   「もう・・限界かな・・?」
  錠様の声が背後から聞こえて、お尻に入っているポンプが抜かれました。
  私は力一杯肛門を締め付けています。
 『もう浣腸液を入れられる心配はなくなった・・』とホッとしましたのも束の間、1
  ~2分後には強烈な便意に襲われています。絶望的な便意です。
 
   両肢を床に叩き付けて、私の真っ白な肉体が薄紅色に上気し、脂汗が全身を眩し
  く色取るのを見た男達の股間が膨らんで、明らかに興奮しているのが解るようです。


 「く、苦しい・・もれちゃうぅぅ。助けて・・・」
  切ない声でした。もう我慢が出来ないのです。
  「も、もう・・ダメですぅ・・出ちゃうぅぅぅ。おトイレへ・・・」
  顔が蒼白になり横座りをして踵で必死になって肛門を塞いで、短パンを無気味に
 膨らましている兄弟に向かって、切羽詰まった声で哀願している私です。(つづく)
 
  
  


   
    





















      
 
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