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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  -  37

     「 この眉が・・女らしくないわね・・!眉を整えなくっちゃ・・」
   思わず漏らす独り言も、女らしくなって参ります。
   その顔の中では、唯一女らしくない眉毛をカットすることにしました。
   体毛を剃った安全カミソリを使って、眉を三日月型に細く整えまして、睫をカール
   させます。

先程はお化粧品の量が多すぎたのでは・・と反省しておりますので、今度は
   マスカラもアイラインも、アイシャドーも少なめに使用しました。
  剃って整えた眉に眉墨を塗り、真っ赤なルージュを着けて、先程のウィッグよりも毛
  の短いウィッグを使用しています。

    鏡の中には先程よりも幾分マシかと思われますが、夜の蝶のようなドギツイ化粧
  をした化け物が写っていました。
  「少しは様になって来たけれど、これじゃあダメね・・・。これじゃあ出来損ないの
  夜の女のだわ。ご主人様方には喜んで貰えそうもないわね・・・」
  落胆の独り言が口を尽いていました。



    「あらっ!もうこんな時間・・?大変!・・お布団をしまわなくっちゃ・・」 
  居間に掛かっている時計を見ますと、もう2時を大分廻っていました。
  折角時間を掛けてしたお化粧を落とすのも惜しくってお化けのお化粧のまま、全裸
  で、ベランダに出てお布団を取り込むました。
  全裸で他人に見られるかも知れないベランダに出るのは抵抗がありましたが、お化
  粧をしていると、何だか私では無いような気がします。
  室外に出ても平気(本当は恐々でした・・)のような気がしまして不思議です。

    久し振りに日光に当たってフカフカとして暖かいお布団に、思わず横になって
  います。
  そうしますと・・この1週間、お2人にたえず挿入されていましたアヌスが無性に
  寂しいのです。
  「健様。錠様。早く帰って来てくださいまし・・。そして・・綾を抱いて下さい
  まし・・!」 
  もう、お2人を想ってもう我慢が出来ません。

    フカフカの敷布団の上に横になると、健様や錠様に犯して頂いたように腰の下
  に枕を引き込みました。
  両脚は顔の横まで持って行っております。
  勿論、お2人の命令通り、私は丸裸のままです。

    2つ折りの窮屈な姿勢のまま左手をまだ腫れぼったく大きく膨らんだ乳房に当
  てて、右手を後ろに廻してこれも腫れぼったいアヌスに当てていました。
  そして・・指を差し込んで刺激を加えています。
指を一本から2本に増やして、塗り薬でベトベトのアヌスを掻き回していたのです。
  ご主人様に塗って頂いたお薬のお陰とお2人の太い男根のお陰もあって、痛みは
  ほとんどありません。
  出血ももう止まったようです。

   若かった20代から30代に掛けましては、私も人並に性欲はありました。
  あのストリップ劇場で見ました女体や、毎朝の通勤電車で一緒になる若い女の香
  りで、女の裸の肉体を想像しまして、可愛そうなほど小さな男性器を嬲ったり
  したものです。
  そのあげく・・少量ですが射精もしました。(つづく)











































      
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コメント

No title

作品”海”楽しく拝見しています。
美しく化粧して、さらに女になっていく、この先のお話しが楽しみです。

ありがとう

 いつもお読みいただいてありがとうございます。
海は最初の長編作品です。
文中に無理があると思いますが、そこは大目に見て下さい。

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