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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  - 53

    「去勢手術を行って、胸を大きくして・・全身脱毛をして、本当の女性の肉体にして
   欲しい・・と、ただ膣はいらない・・と頼まれたのだが、あなたはそれで・・いいのだ
   ね・・?」
   「はい。本当は赤ちゃんが産めるような女性器が欲しいのですが・・それは無理なこと
   は承知しておりますわ。それで・・お願いいたします・・・」
   「形成で造った膣は外見だけのものです。太く長い男性器は入らないものです・・」
   先生は澄ました顔でおっしゃると、恥ずかしがっている私の身体を隅々まで調べていま
   した。

    「ウンッ!気に入った!色も抜けるように白いし、顔も小さい・・。これほどの肌を
   持っているのは、女の人でもザラにはいないだろう・・」
   先生は感嘆するように独り言をおっしゃります。


    先生は私にタンクトップとスカートを履かせながら診療室を出て、診療結果を待って
   いらっしゃるご主人様方を呼んでいます。
   「わしの形成外科医としての腕にヨリを掛けて、綾さん、貴女を女にしてやろう!。綾
   さんは・・心は完全に女なのだから・・躯を女性にすれば、もう完璧だ・・ね!」
   「恥ずかしいだろうし・・痛みもあるとおもうが・・頑張るのだよ!」
   先生は自信たっぷりにおっしやいます。そして、私に向かってそう励ましました。
健様と錠様は目と目を見合わせて、ニッコリと微笑んでおりました。

    「それから・・あのぅ・・先生!手術の費用は・・如何ほどになるのでしょうか・・?」
   先生に女性として認めて貰ったことを嬉しく思いながらも、私は費用のことが頭から離
   れません。心配でした。
   「それは・・ここに居る旦那様方に話したよ」
  
    「綾はそんなことを心配する必要はない!」
   「綾は美しくなることだけを考えればいいのだ・・!」
   先生のお話を遮断しまして、兄弟は口々に1蹴されてしまいました。
  私は一見乱暴ですけれど、愛情溢れるその言葉に涙が出て参りました。
  「入院もいずれは必要になるけれど、初めは通院でな・・!まずは・・除毛をする!
  とくに毛の質の硬い処は一本一本レザー針で毛根を焼き切る!」
  「明日からは剃毛は禁止だ!」
  と言われて病院を後にしたのです。



        ( 19 ) Sの錠様

   「綾は明日も病院に来るのだろう?どうせなら・・綾と2人で近くのホテルへでも泊
  りたい」
  錠様が健様と私におっしゃいます。
  「ほどほどにして置けや・・」
  態と負けてやったようですが、賭けに負けた健様は悔しそうにボヤクばかりです。

   健様の運転するランドクルーザーが姿を消した後、錠様と私は駅前のデパートに入り
  ました。
  青の花柄のミニのワンピースと薄いピンクの下着類を買って貰いました。
  ハンドバックとお化粧品を買い足しまして、病院からほど近いところにありますホテル
  の一室に落ち着いたのです。
錠様は何が入っているのか大きなボストンバッグを抱えていらっしゃいます


今夜は、初めて錠様と2人切り夜なのです。
  今までに3人の夜は有りましたが、2人だけになりましたのは本当に初めてなのです。

フロントで鍵を頂いて お部屋に入りますと、サンダルも脱がない入口のところで、
  錠様はタンクトップから出ています私の白い裸の肩をムンズとばかりに捕まえたのです。
  クルリとご自分の方は私の身体を向けました。(つづく)


 
  


   
    





















      
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