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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  - 65

「 どうだ?綾。俺のものは・・・?」
  「 嬉しい・・わ。健様のキツイものが・・綾の中で・・イッパイになっていますのよ」
  「 膣か・・膣がイッパイの感じなのか・・?」
  「 はい!・・もう何も・・」
  「 もう 何もいらない」と言い、「 このまま死んでもいいわ・・」と泣き声で告白しました。
  うっとりとした私の表情に見入り、健様はゆっくりと腰を使い始めています。

   「 うんっ・・うん。ああ、ああっ・・・いいっ・・いいわっ。ああいい」
  肛門を巨大な亀頭で擦られ、扱かれ。孔壁は張り出したエラで裏返しにされて私は泣いていまし
  た。
  疼痛が愉悦を何倍にも増幅をさせ、激しく善がり声を上げていたのです。
  「 ああ、うむっ。ううんっ・・・深いっ・・深いわ。深く入っているぅぅ・・」
  健様の大砲は私の腸の最奥に届いているようです。

   「・・・ああっ。健様っ。変になっちゃうぅ。そんなに・・されたら、そんなことをされると
  ・・変になってしまいますうう・・。ダメ・・ダメですぅぅぅ・・」
  健様は膣内に入れた大砲を廻しているのです。
  「まだ・・だ!まだ逝くな!」
  健様は意地悪なのです。
  「 逝きたい・・」と言っているのに、逝かせては呉れないのです。嫌い!

   「イヤ、イヤ・・・ダメですぅぅ・・。もう・・・あああっ。逝っちゃいますぅぅ。あっ、逝
  く、逝くぅ。健様、逝っちゃいますううぅぅ・・」
  嵩に懸かる健様の息をも継がせる間を置かせぬ激しいピストンに、私は女の慎みをも忘れてのた
  打ちまわりました。
  善がり泣き、枕を外してのけ反り、二つ折りにされました不自由な裸身をブルブルブルと震わし
  ていたのです。

短い間ですが、私は失神していたようなのです。
  逞しい肩に担がれていました私の白い両脚はいつの間にか下ろされて、健様の分厚い腰に巻かれ
  ていました。
  「凄い喜びようだったぞ・・!狂い死にしてしまうかと思ったよ!」
  私の肉体の中に放出されてもなお、強直を保ったままの男性自身を挿入したまま、私の息が収ま
  るのを待っていて下さるのです。
  満ち足りた表情の私を、健様は心行くまで観察をして、目を開いた私にキスをしてくれます。
  それから・・揶揄をするような口調でおっしゃいます。

   「・・・・イヤッ!恥ずかしい・・わ。知りません・・・・」
  見詰める健様の眸が恥ずかしくって身体をくねらせるた時に、硬直した男性自身がまだ肉体を
  イッパイに満たしていることに気が付いたのです。
  「 健様は・・・まだ・・?」
  ハッとして思わず聞いていました。
  若い錠様は無論のこと健様も、こう云うことは1度もありませんでした。

   「綾の凄い悦びように見とれてな・・!狂ったように善がり泣きをしているんだもの・・」
  「イヤ。イヤッ・・おっしゃらないでェェ・・」
  私はハッキリとは覚えていないのです。
  その瞬間に女の媚びた口調で叫んでいたような気も致しますが、それも漠然とした記憶の果て
  なのです。
  自分の狂態を批評されると云うのは、それを聞かされるということは、身を裂かれるようで
  恥ずかしいのです。(つづく)
  
   
    





















      
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