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小説 舞の楽園 ( 海 )


 

『 海 』  - 72

「 綾。 そこで・・ブリッジだ!」
   曲の終わり頃で、錠様が叫んでいます。
   私は何か・・恍惚状態に入っていまして、お2人の目の前でブリッジを作り、無毛の
   下腹部と大きくなったオッパイを晒しています。

    こうして・・2曲を踊ったのです。


    ストリップはようやく終わりました。
   「健様。錠様。こうして綾を完全な女にして頂きましてありがとうございました。御恩
   は一生涯忘れませんことよ・・」
   「何1つ持っていない綾でございますが、これからも誠心誠意お尽くしする所存でござ
   いますので宜しくご指導下さいませ・・」
   ベッドに並んで腰を降ろしているご兄弟の前に、ジュウータンの床に白い丸裸のまま
   正座をして、三つ指を突きまして頭を下げていたのです。

    その夜は、『 死んでしまうのではないかしら・・』と思えるくらい激しく、ご兄弟
   にオマ〇コを犯されました。
   私は犯される快楽と、まだ硬い乳房を思い切り揉まれる苦痛の狭間で、ノタウチ廻った
   のは言うまでもありません。
   
    

( 24 )  アパートの解約の帰り道  

     お家の窓から見える海も澄んで、秋の色も深くなりました。
   もう直、私がこの港の見えるお家へ来てから、5カ月が経とうとしております。
   肉体の改造も、腰回りのお肉を付けまして、硬いボールを付けたような胸乳も柔らかく
   盛り上がり、後は眉毛を抜いて、目をハッキリとした2重瞼にすれば出来上がりだそう
   です。

     私は東京に残して来たアパートが気になっています。
   「元住んでいました東京のアパートに帰って、荷物を処分して来たいのですが・・」
   お2人にお話ししましたところ、今日ランドクルーザーで元住んでいましたアパートに
   帰ることになったのです。
   女になりまして、お2人の共同の妻となりました私は、アパートには戻る積りはござい
   ません。
   幾らも無かった家財道具を処分しまして、アパートを引き払う積りです。

    
     2階建てのアパートと同じ敷地にはこのアパートの管理人・大家さんが住んでいま
   す。
   「コンニチワ・・大家さんでいらっしゃいますか・・? 折原綾男の妹でございます。
   兄が大変お世話になりまして・・」
   管理人室の玄関にあるブザーを押すと大家さんが出て来ました。

     私は大家さんとは、毎日のように顔を合わせていたのですが、知らないふりをして
   「大家さんですか・・?」と聞いております。
   折原綾男の妹になっているのですもの・・

     「 兄は田舎に帰って来たのですが、肝臓が悪くなって、病院に入ってしまいまし
   たの・・」
   「本来ならば自分で来て始末をしなければいけないところを・・わたくしが『 解約を
   して来い・・』と頼まれまして・・」
   大家さんに話をしていると、ちょうど出てまいりました大家さんの奥様とも挨拶をしま
   した。
   そして・・車の中で考えていました解約の言い訳を言い、アパートの解約を申し入れた
   のです。(つづく)



















      
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