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小説 舞の楽園 ( 海 )

 
 

『 海 』  - 90

「 ねぇ・・もう1度・・虐めてくれる・・?」  
  先生の拘束を解いて、先生の腕の中で暫く休みました。
  落ち着いたところで、先生は言いにくそうにオズオズと言っております。マゾを自白した
  先生にはちょっと不満だったようです。
  私も頼まれると「嫌とは言えない性格になっております。
  その証拠が健様と錠様に対しては「嫌」とはもうしあげられないのです。マゾのマゾたり
  えるところだと思っております。

    今度は洗面所とお部屋の間にある鴨居にぶら下がっている鉄の輪に 又、丸裸になった
  先生を立たせて、両手を上げさせて立位で縛り付けました。
  スポットライトを点けると、洗面所にある鏡とお部屋にある鏡に吊り下げられた先生の裸体
  が映っています。
  こう云う仕掛けになっているようで、『 流石は S・M 専門のモーテルのお部屋だわ・・
  』と変なところで感心しております。

    両腕を上げた先生の脇の下や陰毛は無論のこと、お尻にも漆黒の長い毛が生えています。
  全身を脱毛を済ませた私には毛深い先生が異様に映っておりました。
  「先生。ここの毛とここの毛を剃って上げましょうか・・?」
  全身を脱毛して下さった先生にチョッピリ恩返しをする積りで、それも、ちょっと意地悪っ  
  ぽくきいています。

   「ウッ。綾女王様。お願いです・・。男の象徴だけは・・剃らないで下さいませ!・・
  女房に・・」
  先生は私と云う女を脱毛した癖に、自分は脱毛をしたことがないようです。
  言葉に詰まって・・哀願しています。

「いいわ!その代わり・・脇の下とお尻の毛はそりましょうね・・」
  『全身ツルツルの私からしてみれば、剃毛ぐらいは如何ってことないのに・・」と思いな
  がら剃刀を取り上げています。
  「ほら・・頭を下げて・・剃毛の跡を良く見て御覧なさい・・よ。いいでしょう・・?」
  タオルで泡を拭き取った跡は白々としていて、先生は恥ずかしそうな様子でした。
  クナクナと躯を揺すっている様子は、いかにもマゾ男と云った風情です。
  私は益々S の心を燃やしました。


    「この刷毛で・・擽って上げるわ・・」
  壁に仕込んであるガラスのケースの中にあった刷毛で剃ったばかりの両腕を擽りました。
  立ち位で括り付けられた先生の真っ白になった脇の下です。
  「ヒヤ~ッ・・」
  先生はいきなりだったので滾るような悲鳴を上げています。
  「うっ。ううっ・・止めて・・止めて下さい。あああはあ・・クスグッタイ」
  先生はくすぐったがり屋さん見たいです。

   吊られて空いている両腕を責めると身を縮めていますし、毛を剃ったばかりのお尻を
  刷毛で撫でると、腰を振って奇声をあげるのです。
  私は面白くなって、アヌスも撫でて上げました。

   
    「女王様。お尻を・・鞭で打ってください。お願いです・・」
  暫く、先生を喘がせていると、切れ切れの声で哀願しています。
  先生は擽り責めには弱いのですが、痛みには強いようです。そう哀願しております。
  私とは正反対のようです。お尻への鞭打ちを乞うています。

   壁に掛けてある数種類の鞭の内、私はバラ鞭を選びました。
  バラ鞭は打たれた時の音は凄く派手なのですが、痛みはその音ほどには無いのを、身に
  浸みて知っています。(つづく)

   
  
   
    





















      
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