5月の連休中の出来事―3
全裸を晒すことを恥じて、下を向いてモジモジとしていました。
すると吾郎と呼ばれた男が焦れたように、ナイフを逆手に持ち変えて刃を
逆さにすると、薄いピンクのブリーフと腰骨の間に差し入れたのです。
「ヒイィィ・・・」
差し込まれたナイフの背の冷たさで、私は動くこともナイフを避けること
もできませんでした。そして、ナイフがサッと引かれると、ブリーフは
もう用を成しません。片方の腰に小さく丸まって、体毛の少ないツルッと
した恥部とこれも小さな包茎の白い男性器を見せていました。
「へっ。縮かんでいやがるの・・・」
「馬鹿に小さいんではないかな・・・」
2人の声が同時に響きました。その声は驚きと馬鹿にしたような響き
とがない混じっていたように私には聞こえたのです。
薄い恥毛の中で、恐怖と屈辱で縮かんだ皮を冠った性器がブルブルと
震えていたのです。
それは可愛そうなほど小さいのです。
「ひっ・・・イヤァ・・」
私が思わず悲鳴を上げようとした時には、兄貴と呼ばれている大男の
ゴツイ手が、私の口を塞いでいました。
「大人しくしねえか!殺されてえのか・・・」
後で知ったのですが、その大男の名前は「伸二」と云う名前で、これ
からは「伸二様」と呼ばせて頂きます。
伸二様に最初に犯されて、女にさせられた私はもう彼の所有物なのです
から。伸二様の手が私の口を塞ぎ押し殺した低い声で言われると、
そのまま首を絞められたらと思った私は恐怖で頭の中はパニックです。
殺されるかも知れない・・・と思ったのです。
丸裸で身長も低い私は背の高い伸二様に顔と首を押さえられて、息も
出来ない状態です。足はやっと床に着いて吊られていますから、私の
背は延びきっていました。
すると、吾郎さんが掴んだ私の手を背後にグイッと捻り上げたのです。
吾郎さんは痩せているように見えて、腕力はかなりありそうなのです。
もっとも腕力が強くなければ、喧嘩をしたり又伸二様の手下として、
お供も出来ないと思います。
ピンクのブリーフは右足に辛うじて絡まっておりましたが、私は丸裸
に近い状態でした。
吊られている私の両手を吾郎さんは長い指で押さえると、左手で
着ていた作業ズボンのポケットから取り出した黒い細身の縄で器用
に私を縛ってしまtっていました。
その中位に細く黒い縄は、何処かの家へ押し入った時に住んでいる
人間を縛ってしまおうと、あらかじめ用意していたものに違いあり
ません。
私は彼等のこの用意周到さにビビッてしまったのです。(続く)
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