小説 舞の楽園 ( アルバイト )
- 2023/03/05
- 23:45
アルバイト -9
(5)いよいよ処女を・・
「暖かくなって来ただろう・・・?」
素肌の上にバスローブを着た田岡は洗髪した頭を拭きながら和美の横に腰を下
ろし、最高にしていたエアコンの温度を下げている。
「・・・・」
緊張が頂点に達しているようで、腰までしかないパジャマの裾を引っ張りなが
ら和美は頷いた。
「可愛いよ・・・」
身体を寄せて伸ばした左手で和美の肩を抱いた田岡は耳元で呟いてから、湯上
りの紅く火照った頬にチュッとキスをした。
「あっ・・」
和美の身体はこのキスで急激に氷解した。
和美の心の中には、田岡に乱暴されるのではないかと言う恐れがあったようだ
が、この店長を信頼してみようと言う心根に変化したのではないかと、田岡は
考えていた。
それならば、どうしても優しく女にしてやらねばならないと心に誓った。
和美は田岡の方へ首を廻して、なおも可愛くキスをせがんでくる。
湯上りの女のように紅い唇を吸いながら、和美をベッドの上に仰向けに寝せた。
「ああっ・・・」
和美は田岡の唇の中で悲鳴を上げている。
恥ずかしいのであろう、和美の着ているパジャマの上衣はお腹の上の方へ捲く
れ上って、彼の下半身は剥き出しだった。
お風呂に入る前は縮かんで小さくなっていた和美のものは、今は期待して
怒張しているがなにせ小さい。
「もう・・こんなにして・・・」
田岡の右手がルビー色の宝冠のうえから覆った。
「ああああ・・」
ピクンと腰を跳ね上げて甘い吐息を吐いて、和美は田岡の肩に両腕をまわして
いた。(続く)
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