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小説 舞の楽園 ( 調教師 )





調教師   ー ( 3 )


 部屋の左側の扉が開いて、窓の向こうに男と女のカップルが姿を現した。
   俺の調教助手達だ。
   男は180cmはある巨体だ。丸裸の上に黒革のハーネスだけを着けていて、そのような
   恰好で1番先に眸が行くであろう・・革の股間の部分はかなり盛り上がって大きい。

     女はたわわな D カップはある大きな乳房を、乳首が食み出さないかと心配なほどの
   小さな黒革のブラジャーを着けて、股間にはブラとお揃いの黒皮のパンティを履いている。
   そのパンティの小さいことと言ったらば、それも・・やっと恥部が隠れるほど小さいし、
   後ろは尻タブが丸見えの T バックである。

     2人共ボディビルダーのように筋肉が隆々としていて、真っ黒に日焼けして光ってい
   る。
   今しがたも、この施設にある日焼けサロンで焼いて来たのであろう・・
   吊り下げられている真っ白ね綾雄の身体とは対照的である。


     「アラッ!今度は男の子のようよ・・!男を調教するのかしら・・?」
   鞭を持っている女の助手が驚いたように、それでも幾分は嬉しそうに言った。
   「ウムッ。そうらしいな・・!それにしても・・色が白くって、女見たいな身体をしてい
   るな・・」
   2人は顔を見合わせている。

     隣の部屋の声はスピーカーを通して、どんな小さな音でも、俺の居る隣の部屋に聞こ
   えている。


入って来た助手達を見た綾雄はハッとしたようだ。
   「イヤ~ッ。見ないでぇぇ。見ないで下さい・・」
   自分が全裸で吊られているハシタナイ格好を恥じるように、男と女に背を向けた。
   俺はオヤッと思った。その姿が妙に色っぽく感じたのである。
    過去に、この部屋に連れ込まれて調教された女が採った動作と同じだったからだ・・
   入って来た男と女に背を向けた・・と、云うことは・・俺の方を向いて、綾雄から見れば
   鏡の方を向いたことになるが・・綾雄の声は甲高く、とても男の声だとは思えなかった。
   そして、丸裸の下半身を恥ずかしそうに隠すように片足をちょっと曲げている姿は、色気
   が溢れていると俺は思った。

     『 これは・・この男はものになるかも知れない・・』と思ったのだ。
   「 帰して・・帰して下さい。こんなことをすると・・」
   「あらっ・・こんなことをすると・・如何だ・・と言うの・・?」
   全裸で吊り下げられた躯を揉んで叫ぶように言った綾雄のに近づいた女の助手が揶揄って
   いる。

     「犯罪です!警察に・・・」
   ” ピシーッ”
   「あうっ」
   言い終わらないうちに、小さなブラとパンティだけの女の持つ鞭が綾雄の尻を襲っている。
   綾雄の全裸が衝撃と驚愕で横を向いた。いや・・驚愕の方が大きかったと見える。
   女の熟練の長い一本鞭は白い小さい尻タブに正確に真横に条を刻んでいた。
  『 何時もは捕らえた女のフテブテシイ尻を打っているのだが、綾雄の小さな尻は狙いが
   取りにくいだろうが、馬鹿に正確だな・・』と感心したものだ。(つづく)
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