小説 舞の楽園 ( 調教師 )
- 2023/03/25
- 00:30
調教師 ー ( 7 )
小麦色・・と言うよりも真っ黒に日焼けした、それでオッパイがボインボインで
腰回りがキュッと締まった女が・・その女が極小のブラとパンティだけしか身に着け
ていないので・・
その女が非常にユックリと鞭を振りかぶった。
全裸で鎖に吊られた綾雄の真っ白で可愛いボデイとは正反対で、絵になる光景だった。
丸裸の綾雄の眸が悲しそうに鞭の先を追って、再度打たれる恐怖で身体が硬直
していた。
”ぴゅーン。バシーンッ”
「ヒィ~ッ!」
悲鳴が起こり、今度は飛び上がる代わりに脚を窄めている。
余程痛かったのであろう・・全身に脂汗を掻いて、吊られた身を揉んでガクガクと
頷いた。
「 女になるのね・・!それも・・飛びっきりのマゾ女に・・ね」
助手の女は鞭を左手に持ち替えると、右手で綾雄の鞭跡をなぞり、満足気に微笑むと
一転して優し気にそう言った。
「マゾ女も良いものよ。ご主人様に飼って頂いて、ご主人様にチョッピリ意地悪され
て、虐めて貰って、愛されるの・・よ」
鞭打ちの痛さとそれに勝る恐怖で下を向くことすら出来ない綾雄の怯えている顎を、
左手の鞭の柄で掬い上げた助手が顔を覗き込む。
「 ・・・・・」
涙を一杯に貯めた眸が伏せられて、綾雄が頷いた。
「返事は・・?『 ハイ 』でしょう?さっき教えたわね!鞭がもっと欲しいの?」
威嚇するように鞭を振り上げた。
「 ハイ。なります。だから・・もう打たないで!・・打たれるのはもう嫌です!」
間髪を入れずに、綾雄は答えている。
おそらく・・綾雄の頭の中は、鞭うたれたショックと痛みで真っ白になっているの
であろう・・
今の痛みを少しでも先に延ばすことが先決で、後にことなどは考えられなくなって
いるに違い無い。
俺は調教の第一段階は終わったと一安心をしている。
『 この様子ならば、調教は予定より早く済みそうだ・・』と考えていた。
あの老執事の置いて行った2000万円の使い道を頭の片隅で考えてニヤリとした
ものだ。
調教第一日目 その日の午後
俺が昼食と運動から戻って見ると、隣の鏡部屋では調教助手達によって、何時も
の調教が開始されていた。
午後からの調教は、綾雄を地獄に追い込むために行うものであることを、調教助手達
から聞かされて俺は知っていた。
午前中の激しい鞭打ちの後、吊っていた鎖を外されて、綾雄は少し放置されたに
違いない。
俺の居ない間、助手達は誘拐して来た女に対して、何時もしているような手順を踏ん
だに違いないからだ。
・・・・と、言うのは
あれから俺は、食事と運動のために部屋をでたのだ。
もっと綾雄の調教の様子を見ていたかった・・と云う思いもあったのだが、俺は食事
と運動は健康のために欠かさないことにしているんだ・・
俺の昼食は全身にムダ毛の1本も無い素晴らしくグラマーな元奴隷のメイド達に
よって作られている。
それを・・丸裸のメイド達が並べて、給仕をしてくれて、食べさせてくれるのだ。
俺は手も動かさずに食事をすることが出来ると云う訳だ・・
勿論、食事中は素っ裸のメイド達を退屈させないように努力はしている。
そして。。食後は。その中の気にいった1人とフカフカのベッドで腰の運動をする
のだ。。
ええい!こんなことは如何でもいい・・!今は2000万円の綾雄の方が大切だ・・
(つづく)
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