小説 舞の楽園 ( 調教師 )
- 2023/03/30
- 00:09
調教師 ー ( 11 )
「 おはようございます。起きて下さいませ・・」
パンとミルクだけの朝食を膳に乗せて、教えられた通り目の高さまで持ち上げて運んで来た
可愛らしい少女は、無毛にされた丸裸の身を恥ずかしそうに縮めている。
お膳をベッドの側に置くと、向こう向きに寝ているこれも全裸の綾の肩に手を置いて揺さぶ
っている。
彼女に揺さぶられた綾はいかにも眠そうに眼を開けた。
「 朝食でございます・・」
初めて見る少女が全裸で頭を下げている。
自分が丸裸なのも忘れたようにガバッと跳ね起きた。昨日の自分のことを忘れたのであろう。
「 キヤアー 」
丸裸で起き上がった綾を見て、今度は少女が吃驚して悲鳴を上げた。
そう言えば、少女は裸の男性などは見せたことが無いのに俺は気付いた。
綾の男性は朝立ちをしているのであろう、小さいながら120度に起立しているのだ。
「ああ! ごめんなさい・・」
少女の悲鳴から数秒後に、綾の口からも悲鳴が聞こえた。
綾は狼狽して朝立ちしている恥ずかしさの対象を両手で隠し、真っ赤になって謝っている。
そう言えば、この少女は処女のままここに連れて来られて、処女のまま女調教師だけの
調教を受けていることを思い出した。
しかし、男の朝立ちを見てハシタナイ悲鳴を上げたことは、この少女の調教助手達に言って
置かなければならないだろう・・
後で、この少女は惨くキツイお仕置きを受けるであろうが、何事にも動じない女奴隷になる
ためには仕方がないことだろう。
少女は眠っていた綾を、後輩の女奴隷だ・・と思っていたらしい。
それが・・朝立ちの男根を持っている男性がために、驚いたものと推測した。
しかし・・流石は綾より先にここの調教を受けた先輩奴隷である。
自分の身に受けた調教の成果と言うか、奴隷の挨拶は忘れてはいなかった。
「 おはようございます。朝食の用意が整っておりますわ・・。これを食べて今日1日の
調教をお受けしてくださいまし・・」
初めて目にした全裸の男性を見て、真っ赤に染まった貌を上げて、視線を綾の顔に置いて
まだ初々しい白裸を恥ずかしそうに硬直させながら言っている。
きっと自分自身も何日か前に、そう言われているに違いない。
しかし、16・17の初々しい、しかも丸裸の少女の前で、これも全裸の綾は見もので
あった。
昨日の調教は何処に行ってしまった・・のかと疑うほど、焦りまくっている。
しかし・・それも無理はないと俺は考え直した。
明らかに自分より年下の少女の身体をした女の子が、丸裸で無毛のツルツル光るような下
腹部の割れ目を見せて、気お付けの姿勢で隠すことなく言っているのだから・・
しかも・・女の子の身体は恥ずかしがっているのが見え見えなのに、命令されてそれに
従っているのがアリアリなのだから・・
綾は口を開けたまま暫くは動けなかった。(つづく)
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