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小説 舞の楽園 ( 調教師 )





調教師   ー ( 11 )

「 おはようございます。起きて下さいませ・・」
  パンとミルクだけの朝食を膳に乗せて、教えられた通り目の高さまで持ち上げて運んで来た
  可愛らしい少女は、無毛にされた丸裸の身を恥ずかしそうに縮めている。
  お膳をベッドの側に置くと、向こう向きに寝ているこれも全裸の綾の肩に手を置いて揺さぶ
  っている。

    彼女に揺さぶられた綾はいかにも眠そうに眼を開けた。
  「 朝食でございます・・」
  初めて見る少女が全裸で頭を下げている。
  自分が丸裸なのも忘れたようにガバッと跳ね起きた。昨日の自分のことを忘れたのであろう。
  
    「 キヤアー 」
  丸裸で起き上がった綾を見て、今度は少女が吃驚して悲鳴を上げた。
  そう言えば、少女は裸の男性などは見せたことが無いのに俺は気付いた。
  綾の男性は朝立ちをしているのであろう、小さいながら120度に起立しているのだ。

    「ああ! ごめんなさい・・」
  少女の悲鳴から数秒後に、綾の口からも悲鳴が聞こえた。
  綾は狼狽して朝立ちしている恥ずかしさの対象を両手で隠し、真っ赤になって謝っている。

そう言えば、この少女は処女のままここに連れて来られて、処女のまま女調教師だけの
  調教を受けていることを思い出した。
  しかし、男の朝立ちを見てハシタナイ悲鳴を上げたことは、この少女の調教助手達に言って
  置かなければならないだろう・・
  後で、この少女は惨くキツイお仕置きを受けるであろうが、何事にも動じない女奴隷になる
  ためには仕方がないことだろう。

   少女は眠っていた綾を、後輩の女奴隷だ・・と思っていたらしい。
  それが・・朝立ちの男根を持っている男性がために、驚いたものと推測した。

   しかし・・流石は綾より先にここの調教を受けた先輩奴隷である。
  自分の身に受けた調教の成果と言うか、奴隷の挨拶は忘れてはいなかった。
  「 おはようございます。朝食の用意が整っておりますわ・・。これを食べて今日1日の
  調教をお受けしてくださいまし・・」
  初めて目にした全裸の男性を見て、真っ赤に染まった貌を上げて、視線を綾の顔に置いて
  まだ初々しい白裸を恥ずかしそうに硬直させながら言っている。

   きっと自分自身も何日か前に、そう言われているに違いない。

   しかし、16・17の初々しい、しかも丸裸の少女の前で、これも全裸の綾は見もので
  あった。
  昨日の調教は何処に行ってしまった・・のかと疑うほど、焦りまくっている。

   しかし・・それも無理はないと俺は考え直した。
  明らかに自分より年下の少女の身体をした女の子が、丸裸で無毛のツルツル光るような下
  腹部の割れ目を見せて、気お付けの姿勢で隠すことなく言っているのだから・・

   しかも・・女の子の身体は恥ずかしがっているのが見え見えなのに、命令されてそれに
  従っているのがアリアリなのだから・・
  綾は口を開けたまま暫くは動けなかった。(つづく)























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