小説 舞の楽園 ( おやじは俺のおんな)
- 2023/05/23
- 22:59
おやじは俺のおんな (3)
俺は背も高いし骨太で筋肉もそれなりに付いていて、自分では男らしい身体
だと思っている。しかし、地黒って言うか色が黒い方である。
現今では男も肌を焼く時代であるが、小学生から中学生にかけてはそれをコン
プレックスに感じていたこともある。
そんな訳で、色の白い女性に憧れて、そういう女性を嫁に貰いたいと常々思っ
ていた。
とに角、俺は親父の白い躯に大いに関心を持っていた。
大学を卒業する頃には、俺にも同い年のすこぶる色白の彼女がいた。
けれども、彼女も会社に勤め、俺も今の食品会社に勤務するようになって、お
互いに忙しくなってお互いに疎通になって、自然解消的に別れてしまっている。
その色白の彼女とは当然のようにセックスもしていたのだから、俺は童貞では
無い。
女がどういう時にあのような甘い声で男を誘うのか知っている積りだった。
<親父が女になっている!それも、茂さんと呼んで、俺の女になっている!>
そう直感したのだ。
(3)俺の女にするぞ・・・
以前から親父みたいな色が白い女に憧れに似た気持を持っていた俺は、彼女
と別れて溜まっていたのだと思いたい。
これは誰にも内緒の話であるが・・・親父を女に見立てて、マスを掻いたこと
は何度かある。いや決して、親父を女に見立てて犯そうと思ったことはない・
• ・・と、思いたい。親父に似た白がすこぶる白い女を・・・と、考えたい。
しかし現実には、俺にはちっとも似ていない親父の女のような白い躯を想像し
て、チ〇ポを弄っていたんだ。
本当のところは、「則子。則子・・・お前を犯してやる!」と叫びながら、想
像上で丸裸に剥いた則子を強姦していたのだ。
もちろん、俺も親父をオカズにして自慰をすることには罪悪感を感じていたし、
妄想の中でも親父を犯すことの罪深さは知っている積りであった。
俺も若いし彼女もいなかったし、溜りに溜まっていたからだと、思いたい。
あっ、何故「則子」かと言うと、親父は藤田則親と言うのだ。則親では女の名
前ではないと俺なりに考えて、「則子」と呼んでいたのだ。
浴室のスリガラスの向こう側は明るく、こちら側の脱衣所兼洗面所は暗いの
で、親父の白い裸身がボンヤリと見えるのだ。
白く見えているゆで卵のようなムッチリと盛り上がった双臀がたまらなくエッ
チに見えた。
俺が息を飲んで見ていると、白い身体は浴槽に片足を上げて後ろから手を廻し
ている。その手は肛門を弄っていると思える。
ガラス越しではあるが、鮮やかなピンク色の棒状の物が親父の手に握られてい
る。入っているところはハッキリとは見えないがおそらくは肛門だろうとは推
測できる。
「あっ、あれはディルドーだ」
俺はピンク色の棒がディルドーであることに気付いて、慌てて口を押さえた。
親父はディルドーで肛門を嬲っているらしい。俺は声も掛けられなかった。
(続く)
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