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小説 舞の楽園 ( おやじは俺のおんな)

       おやじは俺のおんな  (6)
 それでも白い全裸を丸めて、これも丸裸で浴室に入って行った俺から逃げよ
うとしたのだ。
「ダメだ!。逃がしはしないよ・・・」
俺は則子の裸の肩を押さえていたものだ。
押さえ付けられた則子は嫌がってかまたは偶然か、浴槽の反対側の縁に両手を
置いてこちら側の縁に上体を乗り出している。お尻を突き出していかにも嬲っ
てくれと言わんばかりだ。
我が家の浴槽の縁は35cmぐらいの高さで、跪いてそして乗り出すようにす
ると、お尻が嫌でも突き出される格好になるのだ。
「止めて・・・止めなさい」
親父は声を上げて俺を阻止しようとした。しかし、その声は女のように高い声
だった。
「大人しくするんだな!ご近所に聞こえてしまうぞ・・・ならば、どうする?」
例え悲鳴が聞こえたにしても、お袋が死んでからは疎遠になってしまったご近
所の者達はやってはこないだろう。後で俺か親父に声を掛けてくるのが精一杯
の親切心だ・・・と思いながら、俺はわざとのんびり言っている。
親父は一瞬にして口を噤んだ。
そうだろう。息子に襲われた親父なんて、何処を探してもいないはすだから。
親父は世間体を気にするタイプだったから・・・
“ピシリッ”
それでも逃げようとする白いお尻を思い切り平手で打っていた。意外と大きな
音がしている。
「アッ、痛い・・・」
俺の方に突き出された真っ白なやや大き目の尻を見ていると、叩かざるを得な
いような気持ちになるから不思議だ。
親父は叩かれて吃驚したのだと思う。驚きの悲鳴を上げたが、今度の悲鳴は
近所に聞こえることを恐れてか、そう大きなものでは無かった。
親父の白い双つの膨らみは俺の手の形が見る見る赤く浮かび上がってきたん
だ。
“ピシャッ”
2発めもいい音がした。
「た、叩かないで・・・大人しくします」
双臀を朱に染めた親父は痛みに弱い体質なのだろうか、もう涙声だった。
きっと、小さい頃から、親にも叩かれたことなど無かったのだろうと俺は
思った。
“パア~ン”
「俺のオンナになるか? 則子と呼ばれる俺のオンナになるんだ!可愛がっ
てやるよ」
強い調子で宣言しながら、もう1発親父の尻を叩いていた。3発めは最高に
いい音がしている。
「イタイ~ッ。なりますぅ~。なりますから・・・もう、叩かないでェ~」
親父の白い背中がもう叩かれるのはゴメンだと言うように湾曲して、本当に
今にも泣き出すのではないかと言うような声が出ている。
本当に痛みには弱い親父であった。(続く)


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