fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( ギブス )


        ギブス  -3
 不安定な躯が落ちないように左手は縦に付いている支柱を握って支えて、右
手指は身体の前方に持って行き小さなピンク色の男性器を通り越して、後ろの
薄紅色の窪みに達している。
もう、紀夫はすっかり紀香になっていた。
「イヤイヤイヤ・・そんなこと・・しないでェ・・」
想像の中で無態をされている男に哀願していた。
そして、「あああ・・ああっ・・・うううっ」であった。
「ううう・・よして・・・」は、男の指がオマンコの奥まで2本入って掻き回
していることを拒否する声である。
紀夫のアヌスは、否、紀香のオマ〇コは2時間ほど前にイチジク浣腸を施して
綺麗にしてある。そしてそこには、ワセリンをタップリと塗ってあり、空想上
の男に何時嬲られようが用意は整っていた。
「ううう・・紀香。ダメになっちゃうわ・・・」
ビニールで出来た蛇腹の扉を押し開けて龍三と庄司が入って来たのは、ちょう
ど紀香が身体をくねらせながらそう呟いたときであったのだ。

 龍三と庄司は肝が潰れてしまうほど驚いた。その車椅子専用トイレには真っ
白な躯の女が居るだけで他には人影はない。
女の人がオナニーをしているのだと瞬間的には思えた。ビックリしたのは、
その白い肉体の妖しい姿態であった。
「ううう・・紀香。ダメになっちゃうわ・・・」
扉を開けた瞬間に紀香は口走っていた。そして、身体を無意識に妖しくくねら
せていたのだ。
龍三と庄司のジーパンの中で己の男性自身瞬時に勃起したことを自覚している。
2人は同時に紀香の下半身に置いた視線を、紀香の顔に移してた。

 「あっ」「アアッ・・」
3人は同時に声を上げた。
龍三と庄司の上げた声は紀夫の顔を認めた叫び声であり、紀夫の悲鳴は飯島譲
の友人として来ていた龍三と庄司に自分の妄想を知られてしまった悔恨の悲鳴
であったのである。
「イヤア・・・。見ないで・・・」
紀夫はまだ紀香のまま、紀夫に戻っていなかった。
そして咄嗟に、支柱に掴まっていた左手で顔を隠して、上げている両足ステン
レスのバーから降ろそうと足掻いた。
ところが動転してしまっている紀夫は、悪い方の足が引っ掛かってしまって
降ろせなかったのだ。
「アッ」
両足を上げているのに支柱を離してしまったために、今度は上体が不安定に
なってしまって、身体がグラッと傾いてしまった。
それを見た2人は咄嗟に駆け寄って紀夫の躯を支えようとした。庄司が紀夫
の上半身を、龍三がギブスを巻いていない方の脚を支えている。
その時に紀夫のアヌスに当てていた右手は大きく泳いでしまっている。身体
が傾いでしまった時に、咄嗟に紀夫の左手は壁に付いているバーに掴まって
いるが、右手は泳いだ挙句に横についているバーに掴まったのだけれど、身
体の前面は丸見えだったのだ。(続く)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!