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小説 舞の楽園 ( ギブス )


        ギブス  -6
 
 (3)濡れたアヌス
 小さく頷いた紀夫を見て、龍三と庄司は狂喜した。それは自分達の欲望を満
たしてくれるものだった。
しかも、こんなにあっさりと紀夫が承諾してくれるとは、2人共思っていなか
った。
もしここで、紀夫に騒がれたらば、2人共逃げる積りだったのだ。逃げた後の
ことまでは頭になかったようだ。
後になって考えてみると逃げる必要もなかったのだが、2人共そんなに悪では
なかったようだ。
しかし、女の子のように可愛い紀夫を見ていて、お友達に成りたいと考えてい
た2人にとっては<姦ることが出来る女に、紀夫がなる>と言うことは、非常
にラッキーなことであった。
龍三と庄司は思わず顔と顔とを見合わせて、そして、ウィンクをした。
そのウィンクは<やったぁ~>と言う喜びの表現に、もう1つの意味を含んで
いる。もう1つの意味とは<このまま姦ってしまおうぜ>と言う意味であった。
2人はいや、譲も交えて3人は良くつるんで遊びに行った。
バーの女を3人で犯したこともある。閉店したバーの酔っ払ったママを3人で
姦している。その時も強姦同様であったが、ママが俺たちを誘ったので強姦で
はないと龍三と庄司は話し合っている。
今も法には触れるかも知れないと思っているが、紀夫が姦ってくれと言った
のだと考えられないこともないと思っている。

 すっかり紀香になってしまった紀夫の白い脚を押さえつけている龍三と背中
を支えている庄司は目を合わせたまま頷きあった。
今度の目配せは「姦ってしまおうぜ!」と言う合図だった。
「アナルオナニーを黙っていて欲しいか?えっ、紀香ちゃんよ!」
「病院のトイレでアナルオナニーだぜ!紀香ちゃん」
自由になる右足を金属のバーから下ろそうと喘いでいる紀夫に2人は、押さえ
つけている手に力を込めて言っていた。
紀夫はガックリと力を抜いた。そして、真っ赤になって首を縦に振っていた。
2人にアナルオナニーをしているところを見られてしまったと言う諦めと負い
目が、男である紀夫を女の紀香に戻していた。
「俺たち、溜まっているんだよな・・・」
「紀香ちゃん。姦らして呉れるんだよな・・」
この場の雰囲気が、この男を女として紀香として扱う方が似合っている気が
している2人は口々に言っている。その時の感情は、2人して女を恥ずかしめ
ることを面白がっている感情であったことはいがめない。
「イヤッ・・怖い・・」
すっかりと紀香になっている紀夫の白い両脚を掬いあげた龍三に、紀香は怯え
た声で叫んでいる。その小さい声は女の怯えた声であった。
便器の蓋の上の紀香の白い小さなお尻が浮いて滑って紀香のアヌスが薄く光っ
て見えていた。
その濡れているアヌスを見た龍三は大きく成長した股間のものがジーパンを
突き上げるのを覚えていた。(続く)
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