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小説 舞の楽園 ( 私は薫 )


         「 薫 」(19)
「あっ・・・嫌」
起き上がった彼はパンツも履かずに近づいて来て私の裸のお尻を撫ぜて私に
悲鳴を上げさせてからトイレに行ったのです。私は彼が触って来るとは思わな
かったもので、思わず「嫌」と女のように悲鳴を上げましたが、本当は嫌では
なく触って欲しかったのです。「ありがとう・・・」と言いたかったくらいです。

彼はトイレから出ると、洗面所で私が用意した歯ブラシで歯を磨いて顔を洗
って、又全裸で戻って来て椅子に座りました。
私はスッ裸の上にエプロンだけを着けている丸裸なのですが、彼は本当に何も
着てはいなくって、昨晩私を喜ばしてくれたオチ〇チンは丸見えなのです。私
は昨夜のSEXを思い出して紅くなってしまっていました。
 「俺も裸なんだから、薫もエプロンを脱いで素っ裸になれよ・・・」
食卓に朝ごはんを並べ終わって座ろうとする私に、彼は言いました。私は恥ず
かしかったのですが、彼の女になったのですから彼の言うことには無条件に従
うと昨晩決心をしたばかりです。
「ハイ!でも・・・見ちゃ嫌よ・・・」
それでも思わず「見ないで・・・」と言いまして、エプロンを脱いで椅子に座
ったのです。結婚している時は無論のこと独りになってからも丸裸で食卓に就
いたことなどありません。
非常に恥ずかしかったのですが私が素直にエプロンを脱いだので、彼も喜んで
くれたようです。
私は彼が喜んでくれると、とっても幸せな気分になれるのです。これからも彼
の言うことには素直に従う積りです。女と云うものはそう言うものだと実感し
ました。
 
「美味しいよ・・・」
彼は「ず~と独身だったんだ」と言って、「朝食はパンと牛乳だったんだ。時
間のない時は、駅の立ち食いソバを大急ぎで食べて会社へ行っているんだ。そ
れさえも出来ない時は、朝食は抜きなんだ・・・」と笑っています。
こんな簡単な食事を彼は「美味しい」と言って喜んで食べてくれているんだ
と思うと、何か彼を愛おしくなっていました。
「はい・・・ア~ンして・・・」
思わずお箸にオカズを挟んで、彼の口元に持って来ていました。
すると、彼は「ア~ン」とお口を開いて、私が食べさせて上げるのを待ってい
るのです。「男はどこか子供っぽいところがあるけれど、この男性(ひと)も
可愛いところがあるのね・・・」と思ってしまっていました。
そしてその行為がまた刺激となってますます彼が可愛くなり、ますます彼が
好きになって行くようでした。
これが女心と言うものなのでしょうか?

私は彼によって変えられている。昨日までの私ではなくなって、女になって
いると感じていました。
一方で今ちゃんは、「考えてみると、俺の人生は寂しいものだった。こうして
朝食の時にも話をしてくれる相手もいないし、侘しいもいいところだった。全
ての食事も外食で済ませていたので、家庭的な雰囲気の中で食事を採るのは何
十年振りのことだろう・・・」と思っていたそうです。【続く】
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