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小説 舞の楽園 ( 私は薫 )


         「 私は薫 」(21)
彼はまた、私の肉体に男性自身を入れたいらしいのだけれど、SEXをする
と疲れてしまうわ。今日は大将のところに行くのでしょう?
それは私も愛して貰うのは嬉しいのだけれども・・・今日はちゃんとした服装
をして大将のところへ行くのでしょう?疲れた顔なんかして行ったらば、大将
に笑われてしまうでしょう?
そんなみっともないこと・・・出来ないわ。
やっぱり、SEXをするのは拒否しなくっちゃ・・・「後でね・・・」と言って
おりました。
彼は物足りない表情を浮かべましたが、優しく「解った」と言ってくれたので
す。分別のある男の人って好きよ。
この後スーパーでも行って、彼の下着とワイシャツを買おうかしら。彼にはみ
っともない格好はさせられないヮ・・・・と、思ったのです。
彼とお買い物が出来るなんて幸せだヮ・・・・。


  <買い物>
 何度も言うようだが、俺の眼の前で全裸でもって椅子に座って白い身体を真
っ赤に染めて恥ずかしがっている薫は本当に可愛い。
「後で・・・」なんて言って、女になり切っている。俺はこやつを女として扱
おうと心に決めたんだ。
まあいい。今日は大将のところへ行くのだから、SEXは控えておこう。その
代わり後で思い切り俺の男性自身を薫の肉体の中にぶち込んで、思い切り可愛
がってやるからな・・・と、俺は思っている。
 
「あのぅ・・・大将のところに行く前にお買い物に行きたいの・・・」
彼女は俺がSEXはしないと頷いたのを見て安心したのか、買い物に行きたい
と甘えて来た。その様子もまた、可愛いものである。
何を買うのか解らなかったが、どうせ大将のところは夕方でないと店には出て
来ないであろうから、買い物に付き合うことにした。

俺と薫は手こそ繋がないものの(本当は彼女になった薫と手を繋ぎたかったの
だが)「恥ずかしいヮ・・・」と彼女が言うものだから、寄り添って歩いてい
る。
 「チョット待って・・・」
時々彼女がそう言うのだ。どうも、俺の歩き方が早いらしいのだ。
独りでの行動が多いので、連れ添って歩くことには慣れていない模様だ。
可笑しなことに、薫は自分の住んでいる場所なのに、時々立ち止まってはキョ
ロキョロしているんだ。
「何を見ているんだい・・・そんなにキョロキョロして?」
「可笑しいのよ。街の様子がいつもと違って見えるのよ。いつもは目的の場所
しか頭に入らなかったのに、今日は街路樹や商店の店先に飾ってあるいろいろ
な物までが『おめでとう』と言っているみたいなのよ・・・これが新鮮なのよ。
何を普段は見ていたのかと思って・・・」
薫に問うと、彼女は微笑ながらそう心情を披露している。
そう言われて俺も立ち止まって一緒に見てみると、いつも見えていなかったも
のまでが生き生きとしていることに気がついた。【続く】
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