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小説 舞の楽園 ( 私は薫 )


        「 薫 」 (55)
   私はお茶の準備をしてから主人の脱ぎ散らかした作務衣を畳んでおりますが、浴室
 から意気込んで出て来た主人は「早く寝床へ行こうよ・・・」を言っただけで、お茶を
 飲んではくれません。
 SEXが終わってお風呂に入ってからは、冷めて冷たくなったお茶でも「美味しい」とは
 言ってくれるのですが・・・
 SEXは私にはとても楽しく、嬉しいことなのですが、最近の私は女に目覚めまして男性
 だった時のようには振舞うことが出来ません。
 主人が私の肉体に満足しまして、放出して頂けるまで粛々として振舞っている積りなの
 ですが、無意識のうちに大きな声を出しているようになって来たようなのです。誠に恥ず
 かしい限りです。
 そして・・・もっと恥ずかしいことなのですが、歓喜の余り気が遠くなってしまうの
 です。一瞬、頭が真っ白になって何かを叫んでいるようなのです。
 この時間は少しの間なのですが、気を失っている私の意識が回復してから、主人から「
 大丈夫か・・・?」と優しく言われてしまうのです。

  私の女に成ってからの半生は、こんなに優しい主人にこんなに愛されて幸せです。
 神様に感謝しなければ罰が当たりそうです。
 申し分のない優しくそして強い旦那様を手に入れまして、新しい両親も出来ました。そ
 して、私達4人が働くお店まで手に入りまして私の人生も後半に入っていますが、私に
 こんな幸せな日々を齎して下さる主人に感謝をしております。
 男だった私を女として育てて下さったお父さんとお母さんにも感謝の気持ちで一杯で
 す。
 今日も主人の男性自身を握って、安心して眠りに着くことが出来そうなのです・・・
 ( 完 )
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