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小説 舞の楽園 ( 正太様の女 )






   正  太  様  の  女  ー 28

玄関のチャイムが3度軽く鳴りまして、3度長く鳴ります。
  正太様のお帰りの合図です。
  この鳴らし方は、以前から親子の合図でした。 
  この鳴らし方をすると、家にいた方が扉を開ける・・と決めてあったのです。
  それが・・ご主人様と私の合図になりました。

   「 お帰りなさいませ・・ 」
  玄関の内錠を開にした私は、急いで正座をして頭を下げました。
  正太様がお出かけになさった時には、丸裸で奴隷座りをしていましたが、今
  は青いノースリーブのワンピースで五座座りをしております。

   2つあるウィッグの箱のもう1つの箱を開いて、ハーフカットの黒い髪の
  ウィッグを冠っていました。
  前髪が垂れていました。

   「 ただいま。帰った・・ぞ!隆子 」 
  ちょっと面はゆそうなお顔をした正太様は、直ぐに「 隆子 」と付け加え
  ております。
  もう・・その声と態度は私のご主人様のモノでした。

   「 お帰りなさいませ・・あなた!」
  「 あなたが行かれてから・・お化粧をして、それからお部屋のお掃除をし
  ましたのよ・・」 
  「 けれども・・あなたのお部屋には入ってはいけないかしらと思い、入っ
  てはいませんの・・」
  「 入っても宜しいとの許可を頂ければ、明日からはお掃除をしたいと思
  いますが如何でしょうかしら・・」

   私は頭を上げて顔を見せて、正太様にお伺いを立てています。
  勿論。可愛く見て貰えるように、顔を傾げることも忘れてはいません。

「 そうだな! うむっ 」
  「 清掃しても・・良いぞ!綺麗にしてくれ! その代わり・・何があっても
  驚くなよ・・」
  何か清掃をされると、拙いものでもあるのでしょうか、正太様は唸っておりま
  したが、決心したようにおっしゃいます。

   『 もう隠し事は、奴隷になった隆子には必要ない・・』とお思いになった
  ようです。
  私を認めて下さった・・と嬉しくなると同時に、明日お部屋に入ったならば
  何が出て来ますのかワクワク感を覚えておりました。


   「 風呂は沸いているか・・?。今日は部活の後、シャワーも浴びずに帰っ
  て来たのだ!」
  「 風呂が沸いていなければ・・シャワーにする・・よ!」
  玄関先で靴を脱ぐと、いきなり私の手を掴まえて立たせながら、上からキッス
  をして来まして、そうおっしゃいます。
  
   もう完全な女奴隷となっています私は、上を向きまして目を瞑って喘いで
  おります。
  正太様は私なんかよりも10cmは背が高いのですもの・・
  背中をギュッと抱き締められると、上を向いてしまうのです。

   「 沸いておりますわ。この時間にお帰りになると思って、沸かしましたの
  ・・・」
  口を塞がれまして、苦しい息の下でやっとお答えしております。
  無論。上品な女言葉で・・でした。( つづく )


























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