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小説 舞の楽園 ( そうすれば家族 )




そうすれば家族・・{ カミングアウト } ( 14 )

「 うん」
  息子は私の方を向きまして、相変わらずの短い返事です。
  「 今、お母さんに誓ったんだ!」
  息子と代わって妻の位牌に手を合わせている私に向かって言ったのです。  
  「 うん」「 ううん」以外の言葉を発した彼は蒼い顔をしていました。

   「 何を・・誓ったのだね・・?」と言う言葉を言う前に、彼に抱きか
  かえられています。

   立ったまま強い力で抱き締められた私の上を向いた唇に、彼の唇が被さ 
  って来たのです。
  「 イヤァ・・」と言う暇もありませんでした。

   高校生になって急に背が伸びて、逞しくなった彼の胸の中に、小柄な私
  はスッポリと収まってしまったのです。

   粗々しい口吸いに、私の身体は崩れ落ちそうになりますが、彼の手は背
  中から離れてはくれません。
  暫く、彼の唇が私の口唇を嬲っております。
  キスもしたことが無いような彼の口付けも、終わりの方は上手になったよ
  うに感じられました。

   やっと・・唇を解放された私はヘナヘナと崩れ落ちていました。


   「 お父さん。僕はお父さんを・・僕の妻にすることにしたよ!」
  「 今。お母さんに誓ったんだ・・!」
  「 お父さん・・いいね!」
  ヘナヘアと崩れ落ちた私の肩を強い力で掴まえて立たせると、私の眼を
  き込んで彼はそう言ったのです。

   「 お父さんと呼ぶのは・・これが最後だ!これからは・・頼子と呼ぶ
  ことにする・・!」
「 孝頼では呼びにくい・・!頼子がいい!頼子は俺の妻なんだから・・」

   確かに、彼はそう宣言したのです。
  あの日。車の中で襲われ、犯された時の再現です。
  唇を離された私は、私よりも10cmは背が高くなった息子を呆然と見
  詰めておりました。

   頼子と言う名前も・・如何にも言い慣れた言い方でした。
  あの犯された日以来、何度も何度も・・その名前を呼んだのでしょう。
  若いし、精力も格段に強い彼は毎日オナニーをして、その名前を呼んでいた
  ・・と後で聞かされております。

   その度に妄想の上で妻になった私を頼子と呼んで、自分の右手を私だと
  思っていたのです。


   あっ・・私の名前を申してはいませんでしたネ。
  私の戸籍上の名前は山影孝頼と申します。
  それで・・先程の息子の言葉なのです。


   息子は義理でも父親である私を、自分の妻に・・いえ、オンナにする積
  りなのです。


         < 最初に感じたこと >

メラメラと燃える目をした息子は崩れ落ちた私の両膝を行き成り掬い上
  げると、私を横抱きに抱え上げたのです。
  そして、抱いている手で、寝室の扉を開けました。
  頭の中が混濁している私は、挙がらうことすら出来ませんでした。
 
   「 イヤァ。こんなこと・・イヤァァ・・」
  妻が入院してからは独りで寝ているダブルのベッドの上へ降ろされて、
  ベルトを緩められて、初めて自分が裸にされそうなことに気づきました。
  焦って、そう言って、息子の胸を叩きました。

   身体が大きな息子は、私が暴れるのも物ともせずに、再度唇を奪って
  来ました。
  今度は、舌さえ入って来ます。(つづく)


  
   














      
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