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小説 舞の楽園 ( そうすれば家族 )




そうすれば家族・・{ カミングアウト } ( 26 )

    浴室の前に置いてある洗濯機にシーツを投り込んでから、浴室の扉を開け
  ました。
  和樹様はもうお湯を張った浴槽に首まで浸かっております。

    「 頼子があんまり遅いから・・風呂にお湯を入れたよ・・」
  白い身体が恥ずかしくって、身体の前面をタオルで隠した私が「 遅くなって
  ゴメンナサイ 」と謝ると、お湯から首だけ出した和樹様がおっしやいます。
  しかし・・怒っているようではありません。

   私は知らなかったのですが・・『 俺のオンナになった頼子の全身の体毛を
  剃ろう・・』と思っていた和樹様は上機嫌です。


   「 剥こうを向いていて・・下さらない・・?」 
  私の家のユニットバスにはトイレと浴槽が1室に並んでいます。
  お浣腸を施した時には隣の部屋のトイレに行かなくって、本当に便利なのです
  が、浴槽に他の人が浸かっている時には、現座に座って排泄している様が丸見
  えなんです。

   2回も、それも大量に注がれた精液がお浣腸の代わりになっているのでしょ
  う、急速に便意を感じてまいりました。
  夫になった和樹様には、私が大便をするところなんて、恥ずかしくってとても
  見て貰いたくはありません。
  即、嫌われてしまうと思っています。

  本当は、和樹様には浴室から出て行って欲しいのですが、そんなことは口が裂
  けても言えません。
  せめて・・あっちを向いていて欲しかったのです。

   「 いいよ!出しな・・!見ていてやるよ・・」
  私の焦ったような哀願の言葉を聞いた和樹様は笑って申します。
  視線は外そうとはしないのです。


   もう我慢が出来ません。
  真っ赤に染まった顔を歪めて、便座に裸の腰を降ろすと同時に、ブヒィ・・・
  と大きな音を立てて排泄が始まりました。

   本当に大きな音でした。
  音を出した私も驚いてしまいましたが、和樹様も吃驚なさったのでしょう、瞬
  間にお湯が揺らぎました。
  次に、大笑いをされたのです。

   「 ゴメンナサイ・・」
  恥ずかしくって、小さくなって呟いています。
  女がそのような大きな音を立てて排泄をするなんてことは、あり得ないことな
  のです。

   「 謝ることは無い!いい娘だ・・!可愛い・よ」
  一しきり笑った後、湯舟の中に立ち上がった和樹様は、そのまま手を伸ばして
  私の頭を撫でて呉れました。

   暖かい手でした。
  撫でられた私は何故かしら安心をしまして、素直な気持ちになっていました。

   もう・・和樹様が1廻り以上年下の男性であることも、私が同性であるこ
  とも、ましては息子であることも思慮の外に置いて、和樹様のオンナとして
  従って行こうとの決心を新たにしたのです・・(つづく)
  

  
   














      
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