小説 舞の楽園 ( スキャンダル )
- 2018/07/06
- 00:18
スキャンダル (9)
(3) 美樹と言う女
義樹を犯した後、青い顔で泣いている義樹を宥めて自分の女になることを
承諾させた岩城は週に1度は義樹を女として抱いている。
「義樹じゃ色気もないなあ・・美樹にしよう。いいな?」
「美樹は女になったのだから、女言葉を使ってもっと女らしくなれ!」
「いずれは西山精器の社長になったら、美樹は俺の女秘書として勤めるんだ。艶
やかな女秘書としてな・・・」
岩城は抱くにあたって、いつもそんなことを義樹を女として扱っていた。
義樹も女として扱われることに徐々に快感を覚えているようであった。今では
会社でこそ女装をしないが、普段の生活は女装して女として、いや美樹として
過ごすことが多くなっている。
「最近、常務に誘われるのよ・・・わたしの父と同じ年齢のこともあって、な
んだか嫌だけど、余り強くは断れないし・・・・如何したらいいかしら?」
岩城との関係を持って2ヶ月を過ぎた頃、岩城との爛れるようなセックスの後で
、寝物語に美樹の方から言いにくそうに切り出してきた。
上昇志向の強い岩城は内心喜んだ。自分の計画がまた一歩近づいたと思った
からだ。
「常務と寝たらいい」
女にした義樹の手前ちょっと考える振りをした後、岩城はそう言った。
美樹を女にして育てて、これほどの女にしたのは自分だと思っている。それは
美樹に対しては愛情も感じてはいると思っていた。しかし、今、自分が役員へ
の階段を昇るためには、常務に美樹を抱かせるのが一番手っ取り早い方法だと
考えたのである。
「そのことについて、一つ頼みがある。美樹と岡崎常務とのセックスを盗撮さ
せてはくれまいか?これは、俺の出世に係ることなんだ」
岩城はそう言って嫌がる義樹を口説き落とした。
今しばらく考えている常務秘書の彼女が頷いたのを見て、酷く嬉しそうに下卑
た笑を浮かべていた。
義樹は嫌そうだったが、好きになった総務部長の彼に振られてしまうのが怖そ
うだった。
「わたしの人生は彼の出世に係っているのだ」と、思ったようだった。
「わたしを愛してくれているの?」
急に不機嫌になって岩城に背を向けた義樹に「これは拙い」と思ったのであろ
う、岩城はその夜、初めて3回戦まで挑んでいる。
冷房の効いた室内ではあったが、文字通り汗みどろになって義樹の白いツル
ツルの肌に、いつもの3倍の愛撫を施していた。
義樹は岩城のその様子に愛されていないことはない、常務と寝てくれと云う
ことをシブシブながらも了承したと岩城は思ったのだ。(続く)
(3) 美樹と言う女
義樹を犯した後、青い顔で泣いている義樹を宥めて自分の女になることを
承諾させた岩城は週に1度は義樹を女として抱いている。
「義樹じゃ色気もないなあ・・美樹にしよう。いいな?」
「美樹は女になったのだから、女言葉を使ってもっと女らしくなれ!」
「いずれは西山精器の社長になったら、美樹は俺の女秘書として勤めるんだ。艶
やかな女秘書としてな・・・」
岩城は抱くにあたって、いつもそんなことを義樹を女として扱っていた。
義樹も女として扱われることに徐々に快感を覚えているようであった。今では
会社でこそ女装をしないが、普段の生活は女装して女として、いや美樹として
過ごすことが多くなっている。
「最近、常務に誘われるのよ・・・わたしの父と同じ年齢のこともあって、な
んだか嫌だけど、余り強くは断れないし・・・・如何したらいいかしら?」
岩城との関係を持って2ヶ月を過ぎた頃、岩城との爛れるようなセックスの後で
、寝物語に美樹の方から言いにくそうに切り出してきた。
上昇志向の強い岩城は内心喜んだ。自分の計画がまた一歩近づいたと思った
からだ。
「常務と寝たらいい」
女にした義樹の手前ちょっと考える振りをした後、岩城はそう言った。
美樹を女にして育てて、これほどの女にしたのは自分だと思っている。それは
美樹に対しては愛情も感じてはいると思っていた。しかし、今、自分が役員へ
の階段を昇るためには、常務に美樹を抱かせるのが一番手っ取り早い方法だと
考えたのである。
「そのことについて、一つ頼みがある。美樹と岡崎常務とのセックスを盗撮さ
せてはくれまいか?これは、俺の出世に係ることなんだ」
岩城はそう言って嫌がる義樹を口説き落とした。
今しばらく考えている常務秘書の彼女が頷いたのを見て、酷く嬉しそうに下卑
た笑を浮かべていた。
義樹は嫌そうだったが、好きになった総務部長の彼に振られてしまうのが怖そ
うだった。
「わたしの人生は彼の出世に係っているのだ」と、思ったようだった。
「わたしを愛してくれているの?」
急に不機嫌になって岩城に背を向けた義樹に「これは拙い」と思ったのであろ
う、岩城はその夜、初めて3回戦まで挑んでいる。
冷房の効いた室内ではあったが、文字通り汗みどろになって義樹の白いツル
ツルの肌に、いつもの3倍の愛撫を施していた。
義樹は岩城のその様子に愛されていないことはない、常務と寝てくれと云う
ことをシブシブながらも了承したと岩城は思ったのだ。(続く)
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