小説 舞の楽園 (淫らなマゾ牝 )
- 2018/07/19
- 00:31
淫らなマゾ牝 < 5 >
「調教だ・・・なんて・・」
『恐ろしいことに巻き込まれてしまったのだ・・・』と云う恐怖で、静夫は全身の血が
引いています。
「お前に名前をやろう・・な。木ノ内静夫だから・・・静子でいいだろう。お前の名前は
今から静子だ!木ノ内静子になったんだ・・・」
黒服の年嵩の男は怯えている静夫を楽しくって仕方が無いような笑みを浮かべて、そう宣告
しました。
「これからは俺達は静子と呼ぶ!呼ばれたら『はい。ご主人様』と答えるんだ!いいな?
静子」
「嫌です。・・・その手を離して下さい。静子ではありません」
静夫は言い終わらない内に“ピュ~ン。バシッ”と音がしていました。
何時の間にか黒っぽいシャツを腕捲くりした村木と呼ばれた男が握っていた鞭が、幾分膨ら
んだ静夫の胸に軽快な音を立てていました。
「ギヤーァ。痛いッ。・・・許して・・・鞭で打つのは許して下さい。死んでしまいますぅ
・ ・・」
薄い胸板を真横に赤い鞭跡が浮かび、静夫は打たれたショックで『このままでは死んでしま
う・・・」と考えています。男にしては大きい、そして睫毛の長い眸には見る見る涙が溢れ
ています。
「許してェ・・・ご主人様。お許しください・・・」
もう2発胸板に筋が刻まれた時には、静夫は『ご主人様』と自ら言って屈服していました。
マゾ女に・・・いえ、マゾ牝になるのは嫌でしたが、鞭打ちの痛みと恐怖に心ならずも屈服
していました。
年が離れて兄と2人兄弟でしたが、弟の静夫は両親に大事に育てられていたのです。小さい
頃から大人しい子供でしたので、親に叩かれたこともありませんでした。
ショックの中で「森様。村木様。お許し下さいませ・・・」と叫んでいたのです。
{ 剃毛 }
「おい、村木。まず静子の全身を剃ってやれ!頭を残して全身をツルツルにしてやれ!
剃り終わったら浣腸だ!」
直も鞭打ちを続けようと鞭を振りかぶったままの村木様を制した森様は言っております。
村木様はちょっぴり残念そうに静夫を見ていましたが、鞭をベッドの脇に置いてあった
テーブルに置きました。静夫は『助かった・・・』と思ったものです。
黒いスーツを脱いでいる村木様はこれも黒のシャツの腕捲りをしています。その剥きださ
れた腕はまるで丸太のように太くって、見るからに硬い感じのする剛毛がビッシリと生え
ております。
静夫はその腕の剛毛を見ただけで、身体が凍ってしまいまして、絶望感だけが大きくな
っております。
「本当に女見たいに骨が細くって、色が白いんだな。兄貴。今まで色々と男を見て来たが
こんなに透き通るように色が白いのは初めてだ・・・。おまけに骨格も華奢な男っている
もんだなあ・・・」
「これじゃぁ・・・あの爺様がオンナにしたいと思うのも当たり前ですね。体毛なんて剃
らなくったって、いいのじゃありませんか・・・?見えないですよ・・・」
抜けるように白く輝く静夫の体躯を眩しそうに見ながら、村木と呼ばれている相棒は舌なめ
ずりをしながら、剃刀を用意しています。
村木様の言う通り、25歳の静夫の肌は女のように、いえ、女よりも柔らかくて白いのです。
体毛もほんの僅かに翳っているだけです。(続く)
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