小説 舞の楽園 ( 淫らなマゾ牝 )
- 2018/07/21
- 00:33
淫らなマゾ牝 < 7 >
剃刀がやっと退いたのです。
「舌を噛まれたら厄介だ。俺達の儲けが不意になる・・・。静子。口を開けろ!」
剃毛を側で見守っていた森様が呟いて、形の良い静夫の鼻を摘んでいます。剃刀を置いた
村木様が黒い皮の付いた直径が3cmぐらいの白と黒の玉の付いたものを、引き出しから
取り出しました。
これからもっと酷いことをされそうです。静夫は恐怖ばかりが先に立って、舌を噛むなん
て思っても見ませんでしたが、これからは自殺することもままにならないようです。
男達の呼吸はピッタリと合っていて、それが幾人もの女を調教したのかと云うことを物語
っているようで、それが又静夫を恐怖に陥れています。
「ハアァ・・・」
静夫はそれが映画で見たことのある緘口具であることを直感しています。口を開いたら
それを口中に押し込まれてしまうことも判りました。
白い顔面を朱にして呼吸を止めていますが、鼻を摘まれていたのでは呼吸もできません。
限界は直ぐに遣って来ます。とうとう口を大きく開いて息を吸い込んでいました。
その時を待っていた村木様がピンポン玉よりもチョット大きめの玉を、静夫の口中に押し
こんでしまったのです。そして、素早く後頭部に廻した革紐を引いて、緘口具に取り付け
てしまったのです。
舌は圧迫されて、静夫はもう口を聞くことは出来ますんでした。
呼吸をするためにピンポン玉には穴が空いており、呼吸は出来るようになっています。
静夫は惨めな気持ちで、首を激しく振りましたが、緘口具は外れてはくれません。
「ヨシッ。浴室へ連れて行け!浣腸だ・・・静子。犬のように這って浴室へ行くんだ
・ ・・」
手足を縛ってある縄を解かれた時には、もう既に、赤い色をした太い首輪が廻されてい
たのです。
「もう・・・如何しようもない・・・」と諦めの気持ちが静夫を支配していました・
男達はもうブリーフ1つになっていました。
40代に見える森様は体毛こそ薄いものの筋肉は硬く盛り上がって、特に肩から胸に
かけての筋肉は男性的で逆三角形の美しさを感じさせています。「きっと何かスポーツ
をしているのだ・・・」と静夫は思ったものです。
もう一方のプロレスラーかた見間違える村木様の方は、全身が真っ黒な剛毛に覆われ
ていまして、まさにゴリラを連想させる大男です。
どちらの男性も、小柄で色が抜けるように白く、身体全体がフックラとしている静夫
の肉体とは対照的な躯をしていました。
このように捕らえられて、脅かされている状態でなければ、抱きついてしまうような
男性的で垂涎の肉体をしております。
「さあ。早くしろ!這うんだ・・・」
ゴリラのような大男の声がしまして首輪に取り付けられた鎖を下に引きますと、森様が
机の上にあった鞭を取り上げて、鞭の柄でむせび泣いている静夫の背中を押しています・
「ああ・・・酷いことはしないでェ・・・」
静夫の泣き声は掠れていました。(続く)
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