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小説 舞の楽園 ( 淫らなマゾ牝 )

   
         淫らなマゾ牝  < 21 >
  肛門が痺れて来まして痒みも感じなくなった頃にバイブは突然停止したのです。
静夫がホッとしたのもつかの間また肛門に猛烈な痒みが襲って来ました。
どうやら1時間に3回、痒みとバイブの振動が交互に襲って来るようにセットをしてある
らしいのですが、縛り付けられた静夫には逃れる術はないのです。
そして、20分ごとに襲い掛かってくる2つの責めは、静夫の身体を汗まみれにして、気
絶することも許してはくれないのです。
静夫の精神は段々と蝕ばまれて行って、自分が男なのか女なのか判らなくなっていました。


 静夫は夕方までベッドの上で肛門にバイブレーターを入れられたまま放置をされて、帰っ
て来た森様と村木様に陥落したのです。
「もう・・・もう、お許し下さいまし。は、反抗したわたしが悪うございました。お、女に
・ ・・ま、マゾオンナにして下さいませ・・・。このままでは・・・気、気が狂ってしま
いますぅぅ・・・」
静夫は泣きながらそう言って彼等にお願いしていました。
誘拐されて来て、たった2日で彼等の軍門に下っていたのです。
「最初からそう言えばいいものを・・・。そうすれば、こんな苦しまなくって済んだんだ
ぞ・・・」
村木様がセセラ笑って言いました。
「それじゃあ・・・。この誓詞を大きな声を出して読め!女の声でな・・・。そして印を
押すんだ!」
静夫が目だけを上げて見ると、パソコンで打った紙を机の引き出しから取り出した森様が
言いました。

  「私こと木の内静夫はただ今から男を捨て、女として、木の内静子として、これから
の人生を生きて行くことをお誓い申し上げます。まず、オンナになる整形手術をお受けい
たしマゾオンナに、いえ、マゾ牝に生まれ変わる所存でございます。
つきましては、森様と村木様御2人をご主人様になって頂き、立派なマゾ牝になるように
調教に励むことをここに誓わせて頂きます。
マゾ牝となる訓練中はご主人様方のおっしゃることは絶対に服従しまして、もしも、反抗
等をしました時は厳しい罰をお与え下さいまし。
マゾ牝としてご主人様方が認めて下さった暁には、新しいご主人様へ譲り渡されていただき
たいのです。
  木の内静夫こと木の内静子」
紙にはそう記されていました。

長時間の痒みの放置責めと20分置きのバイブによる責めとに、静夫は疲れ切っておりま
した。
『もう如何することも出来ない、もう如何にでもなれ・・・』と言った諦めの心境になっ
ていました。
人間と云うものは、疲労すると人生を諦めてしまうものです。(続く)
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Author:舞
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