小説 舞の楽園 ( 淫らなマゾ牝 )
- 2018/08/13
- 02:11
淫らなマゾ牝 < 30 >
静子は毛の無い丸裸を川原でゴルフをしている人達に気が付かれないようにと無我夢中
でした。
ベランダは何よりも日光が当たっていて明るいのです。静子の全裸が白く輝いているのが
自分でも判るのです。
遮蔽物になるように。洗濯をした村木様の着ていた大きなシャツを身体の前に広げて、1
番前に干しました。でも、干したシャツを物干し竿に干すと、静子の下半身は丸見えです。
夢中で物干し竿に衣類を掛けて、部屋の中に飛び込んでいました。顔の色は蒼白で、ガタ
ガタと震えが止まりません。
幸いにしてか、不幸にしてか分かりませんが、川原にいる人たちには気付から無かったよう
です。静子は『丸裸と云うものが、こんなに怖くって恐ろしいものだ・・・』とは知りま
せんでした。
部屋の中に飛び込んでハアハアと喘いでいました。
それに引き換え、3人の目はさっきより優しく、微笑んでいるように見えたのは錯覚でしょ
うか・・・
{ お化粧 }
「良くやった・・・な」
ブルブルと震えている静子をご主人様3人は優しく肩を抱いてくれまして、静子はまたま
た泣いてしまいました。今度の涙はご主人様達がとっても優しく感じられて嬉しかったから
です。
「さあ、お化粧をしましょうね・・・」
美貴女王様も先程とは打って変わって優しい声でそう申します。静子は奴隷女になったの
ですから、酷いことをされるよりは優しくされることを望んでいるのです。
「はい・・・」
可愛らしく素直に返事をしまして、美貴女王様の示す姿身の前のスツールへ裸の腰を降ろ
しました。
この姿見は60cm×25cm位の鏡にその半分の裏に鏡が付いた蓋があります。前に
調教されていたと思われる女の人が使っていた物のようです。
真紅のビロードのスツールは裸のお尻を乗せますと、このところお2人の精液をタップリと
静子の肉体に頂いている所為か大きくなったお尻が映えるような気がしました。
「まず・・・最初は、あたしがお化粧をしてあげるわ。良く手順を覚えて、早く自分
でもお化粧が出来るようにするのよ・・・」
言いながら美貴女王様はお化粧品を並べています。
『女に成るって大変なことなのね。こんなに沢山のお化粧品を使わなくては成らないのか
しら・・』静子は考えて、美貴様が並べるのを見ていました。
「良く顔を洗ってお出で。お化粧をする前は洗顔を良くしなければならないのね。そうし
ないとお化粧品の乗りが悪いのよ・・・」
美貴様に言われて、洗面所へ立って化粧石鹸を使って洗顔をし、また、スツールに座り
ました。
下地クリームを顔に万遍無く塗って白粉を叩きますと、真白な目も鼻も不確かなお化けが
鏡に写っております。
『こんな・・・お化けが綺麗になるのかしら・・・』と思っています。
美貴様は使ったお化粧品を順番に並べて静子の前に置いて行きます。静子に使う順番を覚え
させる為にです。
「目が大きくて二重だから、お化粧が映えるわ。美人になるわよ。嬉しいでしょう?」
美貴女王様は美に対しては貪欲なようです。
女と云うものは、たとえ他人に対してでも貪欲になれるものでしょうか?まだ静子には判り
ません。(続く)
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