小説 舞の楽園 ( 淫らなマゾ牝 )
- 2018/08/14
- 02:57
淫らなマゾ牝 < 31 >
付け睫をしてアイライナーを塗り、アイシャドーを刺し頬紅を付け、口唇を大きく開き
真っ赤なルージュを塗りました。
そして、美貴女王様がいらっしゃる時に購入して来たウィッグを被ると、鏡には若い美しい女
の子がはにかんでいました。
「これでいいわ・・・このくらいに、綺麗になるのよ・・・」
別人の女の子が写っている鏡を覗きこんだ静子は『こんなに美しく変わるのだったら・・・
女になるのも悪くは無いわ・・・』と思ったほど美しかったのです。
もう充分に女の考え方です。
「美貴女王様。こんなに綺麗にお化粧をして頂いてありがとうございます。静子はこんなに
綺麗に変われるなんて、思ってもいませんでしたわ・・」
鏡を覗きこみ、嬉しくなって美貴様にお礼の言葉を言っておりました。無論、女言葉で身体を
ナヨナヨと振りながらです。
鏡をみますと対面する女の人も手で髪や唇を触っています。そして、顔から視線を落として
下を見ると、鞭跡が微かに付いた全裸の身体が見えるのです。静子は改めてそんな自分の
身体を恥ずかしく思ったのです。
「これを・・・被ってごらん・・・」
美貴女王様はそんな静子が気に入ったのか、持参したバックの中からウィッグを取り出して
静子の頭に被せてくれました。
「どれどれ!静子。なかなか美人じゃばいか・・・」
「ふむ。化粧をすると・・・これ程美人になるとは思ってもいなかったな。流石は美貴だ
・・うんっ・・・」
ウィッグを被せられた鏡を覗き込んで『こうしてお化粧するのも悪くはないわね。美しく
なったわ・・・』と思って自分を驚異の表情で眺めている静子に対して2人はおっしゃって
います。
囚われて女装を無理矢理させられたと言うのに、「美しくなった・・・」と言われた静子は
嬉しくなって、『美しくなるためだったらば、女になってもいいわ・・・』と心から思い始
めています。
「静子。化粧をしてくれた美貴にたいして、早く礼を言わんか!」
「は、はい。美貴女王様。静子にお化粧をして頂きましてありがとうございます。静子は
女になるには抵抗がございましたが、こんなに美しくなるのでしたらば、女になるのも悪く
はないと思えてまいりましたの・・・。これで・・静子は従順な奴隷女となる決心が着き
ましたわ。ありがとうございました」
全裸の静子はスツールから滑り落ちて膝を正して、美貴女王様に深々とウィッグを被った
ままの頭を下げていました。
「森様。村木様。静子はマゾ牝として残りの人生を歩むことを決心いたしましたわ。どうか・
・ ・至らないところがある静子でございますが、立派なマゾ牝となりますようにご指導頂
けますようにお願いいたします」
「もう決して、反抗などはいたしませんので、宜しく可愛がってくださるようお願い申し
上げます・・・」
椅子に座って静子が化粧をされているのを見ていた男達にも頭を下げていました。
『静子はお化粧をした自分は美しい』と感じていました。『こんなに美人になれるの
ならば女でも良いわ・・・』と考えを変えたのです。
どうせ女になるならば、男の肉体を改造して、女の肉体が欲しくなったのです、そして『女
の肉体を手に入れたらば、マゾの奴隷女として生きていこう・・・」と思ったのです。
静夫はもうそこには居なくて、静子と云う女が頭を下げていたのです。(続く)
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