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小説 舞の楽園 ( 犯されて )

       犯されて・・  < 8 >
  浜中のストロークは既に最高潮に達しています。
 その甘い媚びるような声を聞いた浜中は、直ぐに放出したくて耐まらなくなっていまし
 た。
 腰を前に突き出して、節男の体内に男性自身を深く突き入れたまま、ガクッと止まった
 のです。
 あれだけ激しく出し入れを繰り返していた砲身が何時の間に止まったのかは覚えていま
 せんでしたが、止まった瞬間に砲身が膨れ上がったのを覚えています。そして、その砲
 身の根元から何かが登って来るのを知覚したのです。
 それは内部から砲身を押し上げるような力強い感じがしました。
 
   そして、膨れ上がった砲身はバシッ・バシッと節男の腸の最奥を叩いたのです。
 それは物凄い衝撃を節男に与えました。挿入されている直腸が裂けたのではないか・・
 とまで思うほどの衝撃です。
 それも・・1度ではなかったのです。衝撃は2度・3度と段々と弱くはなりましたが、
 7~8度は繰り返されたと思います。その度に、ドクドクドクと注がれて腸が一杯に
 なったように感じさせられております。
 「アッ、アッ・・ううんっ・・」
 甘い声が節男の唇を割って出ているのが節男自身も判っているのですが、もう止まら
 ないのです。

  放出を終えた浜中と体内で放出を受けた節男は放心したように暫く同じ姿勢で繋が
 っていました。節男もそうですが、浜中も相当の精力を使ったので、疲れたのだと思い
 ます。
 「ゴメン・・」
 犯した浜中の最初の一言です。顔を起こした浜中が泣いたように潤んでいる節男の眸
 を見て、「済まないことをした・・・」と自分の行為に反省したように言ったのです。
 言ってから、まだ犯した体位であることに気付いたように慌てて、肩に掛けていた脚
 を外したのです。
 その時に、放出してやや張りを失っている砲身が節男のアヌスから押し出されたので
 す。

  ちょっとの間、浜中の大きさに広がって真っ赤な肛肉を見せていた節男のアヌスは、
 ユックリと閉じて行きます。最後にキュッと萎んで、それからまた幾分開き加減にな
 り、白い樹液を出したのです。
 両肢は肩から外したのですがまだ交わったままの態勢で、節男のアヌスから自分の精
 液を絞り出すのを見ていた浜中は、やっと我に返りました。
 ベッドサイドのテーブルの上に置いてあったタオルを取って、労わるように節男の
 両肢を上げると、自分自身が蹂躙したアヌスを優しく拭ってやったのです。
 自分の砲身も拭いていました。
 濡れたタオルは先程節男が入浴した後にサイドテーブルの上に置いたものです。

  「浜中君・・・」
 犯された節男は弱々しく呟きました。しかし、次の言葉は節男の口からは発せられ
 ません。
 その微かな呟きを耳にした浜中は黙って俯いたまま、ベッドの下に放り投げてあった
 自分の白いブリーフを履き、その上に浴衣を羽織るとそそくさと部屋を出て行ったの
 です。
 その夜、浜中は部屋には戻って来なかったのです。(つづく)

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