小説 舞の楽園 ( 犯されて )
- 2018/11/02
- 00:58
犯されて・・ < 54 >
「いいの・・?わたしは会社を辞めるからどんな噂にも耐えられるけれど、旦那様
は会社に残るんでしょう・・?。旦那様は同性愛だと言う噂にたえられるのかしら・・
・ ・」
「同性愛じゃない・・!女になった節子を愛しているんだ・・。それに・・人の噂なん
て75日、俺はお前を養うことに決めたのだ・・!さあ・・早く支度をしろよ・・」
浜中は節子の言葉に反発するように言うと、節子に出かける支度を命じていました。
「養ってやるよ・・」と言う浜中の言葉が嬉しくって、節子の化粧する手が震えていま
した・
節子朝の通勤で浜中のセリカの助手席に乗るのは初めてです。
浜中は覚悟を決めたように駐車場で車を降りると、節子の手を引いて会社のある4階に
エレベータを止めました。
平日は8時45分には、何時も節子がカギを開けて入るのです。
今日は月曜日ですから、社長と奥さんの専務と、営業部長と節子の4人で1週間の打ち
合わせがある日です。
その会議の場で、節子は自分の退職と浜中との結婚を言う積りです。
三々五々に会社に従業員達が集まり始めました。
もう退職する積りの節子は自分の机には座る積りはありませんで、社長の前に置いてあ
る来客用のソファーに浜中と共に座っていました・
覚悟を決めたと言っても、浜中は緊張していました。
「お早う」
「おはようございます・・」
社長と専務が現れまして、浜中と節子は立ちあがって挨拶をしています。
浜中が女性を連れているのを見た社長は不思議そうな顔をしております。
「社長。お話があるのですが・・」
「どうした・・?結婚かい・・?」
浜中が切り出すと、社長と奥さんの専務は向かい側に座りながら快活にきいています。
まだ、節子が津村節男だとは気づいていないようです。
「僕は結婚をします。ここに居る津村節子さんとです・・」
「あらっ・・あなたは・・津村君じゃない・・?」
浜中がそこまで言った時に、さっきからマジマジと節子の顔を見て居た奥さんの専務が大
きな声で驚きの声を上げたのです。専務は繊細で遅刻なんか絶対にしない節男が席にいな
いことを不思議に思っていました。
「エッ・・」
社長もマジマジと節子の顔を見ております。絶句状態です。
「ええ・・そうです。実は・・この人が私を養って下さると言うものですから・・。そこ
で・・突然で申し訳ありませんが、退職をさせて頂きとうございます・・」
さっきから蒼い顔をして俯いていました節子が顔を上げてそう恥ずかし気に言うと、辞表
を社長の前に出したのです。
その声も、そのイントネションも、その動作も、女性そのものでした。ただし・・節子
の顔は覚悟を決めたといっても、恥ずかしさで真っ赤になっていたのです。(つづく)
「いいの・・?わたしは会社を辞めるからどんな噂にも耐えられるけれど、旦那様
は会社に残るんでしょう・・?。旦那様は同性愛だと言う噂にたえられるのかしら・・
・ ・」
「同性愛じゃない・・!女になった節子を愛しているんだ・・。それに・・人の噂なん
て75日、俺はお前を養うことに決めたのだ・・!さあ・・早く支度をしろよ・・」
浜中は節子の言葉に反発するように言うと、節子に出かける支度を命じていました。
「養ってやるよ・・」と言う浜中の言葉が嬉しくって、節子の化粧する手が震えていま
した・
節子朝の通勤で浜中のセリカの助手席に乗るのは初めてです。
浜中は覚悟を決めたように駐車場で車を降りると、節子の手を引いて会社のある4階に
エレベータを止めました。
平日は8時45分には、何時も節子がカギを開けて入るのです。
今日は月曜日ですから、社長と奥さんの専務と、営業部長と節子の4人で1週間の打ち
合わせがある日です。
その会議の場で、節子は自分の退職と浜中との結婚を言う積りです。
三々五々に会社に従業員達が集まり始めました。
もう退職する積りの節子は自分の机には座る積りはありませんで、社長の前に置いてあ
る来客用のソファーに浜中と共に座っていました・
覚悟を決めたと言っても、浜中は緊張していました。
「お早う」
「おはようございます・・」
社長と専務が現れまして、浜中と節子は立ちあがって挨拶をしています。
浜中が女性を連れているのを見た社長は不思議そうな顔をしております。
「社長。お話があるのですが・・」
「どうした・・?結婚かい・・?」
浜中が切り出すと、社長と奥さんの専務は向かい側に座りながら快活にきいています。
まだ、節子が津村節男だとは気づいていないようです。
「僕は結婚をします。ここに居る津村節子さんとです・・」
「あらっ・・あなたは・・津村君じゃない・・?」
浜中がそこまで言った時に、さっきからマジマジと節子の顔を見て居た奥さんの専務が大
きな声で驚きの声を上げたのです。専務は繊細で遅刻なんか絶対にしない節男が席にいな
いことを不思議に思っていました。
「エッ・・」
社長もマジマジと節子の顔を見ております。絶句状態です。
「ええ・・そうです。実は・・この人が私を養って下さると言うものですから・・。そこ
で・・突然で申し訳ありませんが、退職をさせて頂きとうございます・・」
さっきから蒼い顔をして俯いていました節子が顔を上げてそう恥ずかし気に言うと、辞表
を社長の前に出したのです。
その声も、そのイントネションも、その動作も、女性そのものでした。ただし・・節子
の顔は覚悟を決めたといっても、恥ずかしさで真っ赤になっていたのです。(つづく)
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