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小説 舞の楽園 ( 台湾1周 )


         台 湾 1 周 - 4
  詫びや寂を重んじている日本人としては、派手な色彩は違和感を覚えるのですが、寄進
 の心は現代の日本人も見習わなければいけない・・・と思います。
 宝覚寺で覚えたことは他にもあります。
 表と裏とがある2つの石を持って願い事を念じながら投げると、2つ共に表が出たらば
 その願い事は叶う・・・と言うことです。
 表が出るまで何回も投げてもいいそうです。
 私も投げて見ました。2回目で2つ共表がでました。願い事は「河津さんと楽しい旅に
 なりますように・・・」と念じながらです。

  日月漂湖は湖です。 湖の上を鍵状になった橋が掛っています。
 その橋の上を2人で歩きました。そして、写真を取り合いました。
 途中から、今回のツアーにオバサマ達だけで参加している4人組のグループと一緒になり、
 私達と写真を取り合いました。
 「仲がいいのね。小さいころからのお友達・・・?」
 50歳ぐらいのオバサマ達は悪気はないのでしょうが、なんでも思ったことを聞いて来
 ます。
 夕べのバスの中と今朝のホテルでの朝食に彼が私の食事を運んでくれていたのを見てい
 たのでしょう。そう聞いて来ました。
 「いえ、今回のツアーで初めてお知り合いになったのですよ・・・」
 「そうなの! あんまり仲が良いから・・・」
 私がツアーで初めてお知り合いになったことを告げると驚いています。
 「あんまり仲が良いから・・・おホモダチだと思ったのでしょう・・・? 実はそうな
 のですよ・・・」
 それを聞きつけた彼は冗談を言って笑います。彼はそう言う冗談を言うところがあるの
 です。
 本気で言ったことでは無いと感じたのか、オバサマ達はガハハ・・・と笑っています。
 赤くなったのは私ぐらいなものでした。

  北回帰線の標識を見学して、台南市に入りました。
 赤嶺楼や延平郡王祠を見学して高雄市です。そこでは澄清湖と蓮池漂と言う湖の水辺を
 歩きました。素晴らしい影色です。
 またオバサマ達のグループに混ぜて貰って、写真を取り合います。
 高雄のホテルに着いてから、六合二路の夜店へ行きましたが、あんまり急いで回るので
 感激は薄かったのです。
 彼と一緒に廻ったと言う思い出だけです。


  ホテルでは、河津さんと私は独りづつのお部屋でした。クロークで貰いましたお部屋
 の番号は彼とは続き番号ですが、何故か廊下を挟んで向かいが彼のお部屋です
 日本ではお部屋の番号と云うのは、並列に付けるのですが、台湾では廊下の奥から1号
 室、2号室と付けるようです。
 シャワーを浴びて、彼と一緒に食堂に降りて行くと食事はバイキングです。
 
その夜のことです。人生を変える出来事が私の身に降りかかったのです。
 夕食を食べ終わった彼はホテルにあるラウンジを発見すると、「ちょっと飲んで行きま
 せんか?」とお猪口を口に運ぶ仕草をして、私を誘うのです。
 そう言えば、今回のツアーで泊まったホテルでラウンジのあるホテルはここだけだった
 ような気がいたします。他のホテルはビジネスホテルのようなホテルでラウンジ等は無
 かったのです。
 まあ。安いツアーでしたので、仕方が無かったのでしょう・・・(つづく)
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