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小説 舞の楽園 ( 社長と出張して )

      社長と出張して・・-20 
 私の新しい家は長野市内にマンションを購入しました。
社長は購入の費用は全額を出してくださると言うのですが、私の退職金も思っ
たよりも多く社長には迷惑をお掛けすることは心苦しいので、ローンの分だけ
を負担していただくことにしたのです。
「隆子の身体で返してくれればいい」と社長はおっしゃいますが、毎月のお手当
の中から返済する積りです。ただし、旦那様が私にお手当を出してくれればの
話なのですが・・・
優しい旦那様が私にお手当をくれないということは無いと思うのですが。
けれどもその前に、私が旦那様に可愛がっていただけるように努力が必要です
わね。もっともっと、私は可愛い女になる積りです。

 2LDKのそのマンションには洋服ダンス、食器棚や冷蔵庫、食卓テーブル
と椅子、それに洗濯機が運び込まれています。それに旦那様に買っていただい
たダブルベッドと和箪笥等も運び込まれて、私の新しい生活が始まりました。
ほどんと身1つでマンションに移った私は、移ったその日から女になりました。
男物のお洋服は全部捨てまして、女物のお洋服を着てお化粧をして完全に女に
なって旦那様を待つ生活を始めました。
旦那様に犯されて初めて女にさせられて以来、私は次第に髪を長くしてお化粧
もするようにしていましたから、化粧品に対する知識は豊富です。
眉は流石に昼の会社のことがありますから剃り落とすことは出来ませんでした
が、今度は眉を落すことが出来るのです。
眉を落として眉墨で眉を書いてお化粧をして、旦那様に買っていただいたスカ
―トを履き、上には赤いノースリーブを着ますともうドレッサーの中には完全
な女の人がおりました。
私はその女性の姿で両隣りにご挨拶にいったのです。
お日様の照っている昼間、屋外に外出したのは初めてのことで緊張していま
したが、男だとはバレなかったようです。
私の声は男としては高い方で、それでも女性からみると低く聞こえるのですが
、「咽を痛めた」と言うことにしたのです。
声のイントネーションは社長との半年以上の女の生活で、何とか様になるよう
に訓練しておりましたので問題なかったと思います。
それでも、眉を細くしてお化粧にも幾らかは自信がありましたが、昼のさなか
ではその自信も揺らいでいたのです。
両隣りの4軒と下階にご挨拶に行きまして、管理人の65歳ぐらいの叔父様に
挨拶をして、留守だった1軒には夕方にもう1度行ったのです。
主婦と言っても30~40歳ぐらいの女の人と女言葉でお話をしなければなら
ないと、最初はとても緊張をしたのですが2軒・3軒と廻っているうちに慣れ
てきまして、私の過去の嘘も平気で吐いておりました。
本当のことはとても言えません。

 (9)新たな夜
 その日の夕刻、旦那様をお迎えして2人切りでお祝いをいたしました。
「あなた。お帰りなさいまし」
旦那様が玄関に入って来た時に、若作りにお化粧をして、口紅も明るい色を
選んで塗って、私は玄関で三つ指を突いていたのです。(続く)

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