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小説 舞の楽園 ( したたかな女 )

       「 したたかな女 」(16)
早速、予算を言って新しい家探しを彼に依頼したのです。
彼は本当に喜んでいました。

 話が終わると、彼は自分の着ていた衣服を脱捨てて全裸になりました。
それから私を立たせて、私の衣服を優しく脱がせ始めたのです。彼は本当に
優しいのです。
ところが、彼はこれからの生活を考えているのでしょうか、何時もはまだ
興奮していない頃なんですが、興奮して彼の男性自身は勃ち上っています。
何時ものような優しい愛撫が始まりました。ところが途中から彼の愛撫が
何時もの手順とちょっと違うことに気付いたのです。
私が彼の会社の相談役になって彼のいる福井へ行くことを承諾したからだ
と思えるのです。
丸裸にした私のお尻の穴にまで手を伸ばして来るのです。
彼とこうしてホテルで会って秘密の時間をもって、なおかつ愛されている
のは判っていましたが、お尻を貫かれると云うことは1度もないのです。
今は余程嬉しかったとみえて、彼が興奮しているのが判ります。
しかし、私は男です。それまでは女として振舞うようにしていましたが、
前に述べたように私には男としてのキンジがありました。いや、それと云う
よりも、アヌスを使ってSEXをすることに対して恐かったと言ったほうが
正しいのかも知れません。私は痛みに対しては非常に弱いのです。
そんなこともありまして、キッパリと私は拒絶したのです。
 「君が欲しいのだ・・・」
会社の相談役として欲しいと言うことと、私の肉体を欲しいと言うことと
掛けて言うように彼は言いました。
「如何しても欲しいのか?」
それまで彼との密会の時は私も女言葉で会話をしていましたが、私は女
言葉を捨てて男の言葉に戻って聞いていました。
「如何しても貴男を欲しい・・・」
彼は大真面目で答えていました。
「それじゃ、貴男が女になれば・・・?。そうしたら私は貴女の者になり
ますよ」
暫く考えていた私は『この刻だ。この時を逃したらもう男に戻る時は無い』
と思ったのです。
男根は私より大きいかも知れませんが、身体の造りは色白でフックラとし
ていて、私よりもず~と女みたいなこの男性を女にしたいものだと考えて
いたことを実践に移す時だと考えたのです。これは前にも書きましたが
私の男としてのプライドでした。
私は彼に「私の女になるように・・・」と言ったのです。私は賭けに出た
のです。今は女の振りをしていますが本当のところは彼を女にしたいと思
っていることを思い出して賭けにでたのです。
それと、彼の会社に如何しても私を相談役としたいなら、私との関係を
終わらせるはずが無いと考えたのです。
今考えると何て自分勝手な考え方だと思うのですが、この時は真剣その
ものでした。(続く)
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