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小説 舞の楽園 ( 息子の女 )

        息子の女  -12
   (7)入浴 
 「則子、一緒に入ろうよ!」
茂さんは私をもう父親とは見ていないのです。いえ、肉体まで犯してしまった
私を父親とは扱えなかったのだと思います。
もう、自分の女であるかのように公然と振る舞い、そして則子と呼んでいるの
です。
私も自分の実の息子に犯されてしまって、父親としての権利も義務も全て捨て
ることにしたのです。今は完全に茂さんの女になることにしました。
「はい・・」
妄想の時に茂さんの女になって、何でも「ハイ、ハイ」と聞く女になることが
夢だったのです。それが現実の話になっただけだと思いました。
小さな声ですがはっきりと返事をしますと、茂さんも満足そうに頷きました。
私は近親相姦と男に犯されると云う不道徳なことを受け入れたことによって、
幸せを手に入れたようです。
もう、完全に女の気持ちになっていました。
「失礼いたしますわ・・・」
汚れた身体を流し終えた私はそう断って、タオルで前を隠して浴槽を跨ごう
としました。
茂さんはお湯の中に肩まで沈んで、私のことを下から仰ぎ見る位置にいるの
です。私の脚は先程脛の毛を剃ったばかりで女のようにスベスベして白いの
ですが、私は1歩足先を踏み出せないのです。
私の家では、タオルを湯船に漬ける風習はありません。けれど、私はタオル
を身体から離す事ができないのです。タオルを外すと私の極小の陰部は丸見
になってしまうでしょう。
陰毛が少なくって極小の性器も恥ずかしいのですが、今は女になった私がオ
チ〇チンをブラブラさせて入るのがとても恥ずかしかったのです。
「則子。どうした?」
浴槽を跨ごうとして固まってしまった私を見て、茂さんは不信に思ったので
しょう、そう聞いてきました。
「見ないでェ~」
私は思わず甘えた声を出していました。
「見ないで・・と言われても、俺は則子の白い裸が見たいんだよ。タオルを
取って見せろよ!」
そう命令されてしまっては彼の女になった私はタオルを外さない訳にはいき
ません。私はもう彼の従順な女になることを決心しているのですから・・
「ああ・・恥ずかしいわ・・・白いお肌なんて・・・」
持っていたタオルを流しにそっと置いて、陰部も何もかも茂るさんの目の前
に晒して浴槽の縁を跨いだのです。全身が真紅になって、踏み出した足の先
まで赤く染まっておりました。
「則子は本当に毛も少ないんだ!・・・脚の無駄毛も剃ってあるの?」
目の前に立って、慌てて両手で隠した私の陰部を見て、茂さんは言うのです。
我が家の浴槽は充分に2人が入れるほど広いのですが、私と違って大柄な茂
さんが毛むくじゃらな脚を広げていますので、私はお湯の中にはしゃがむこ
とが出来無いのです。(続く)

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