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小説 舞の楽園 ( 息子の女 )

        息子の女  -25
 まず剃毛をしないといけないと考えました。
則子は脚の脛毛や腋の下の毛なんかはほとんど生えていません。そしてその毛
も剃っていましたので、それは問題は無いのですが恥毛を剃るのは抵抗があり
ます。しかし、茂さんのご命令とあらば仕方ありません。
それにもう、1度剃られてしまっているので、陰毛は生えてくるとチクチクし
て剃らなければ見苦しいと思うのです。今も、剃られた箇所に手を置きますと、
何とはなしにザラッとしている感じがするのです。これでは毎日剃らないとい
けないようです。
それに明日からは、家の中では丸裸で過ごすように言われています。
朝出勤をして、夕方家へ帰り着くと、明日の朝まで全裸で過ごさなければなら
ないのです。
私は『玄関に洋服ダンスを置いて、家に帰って来たらで玄関で毛を剃った丸裸
になろうかしら・・・』と考えまして興奮しています。
則子の考え方は段々マゾっぽくなっているような気がしています。
則子を可愛がって頂くお礼と言ってはなんなのですが、家事は一切則子がやろ
うと思っています。それが女の務めだと思っております。明日の日曜日は早く
起きて、お風呂に入って全身の無駄毛を剃ってから、茂さんの食事の用意を
する積りです。
今日着た薄緑色のエプロンを着けてお料理をする積りなのです。後ろから見る
とちょっと大き目の則子のお尻が見えているエプロンは恥ずかしいのですが、
則子のお気に入りになりそうなのです。
またまたマゾの思考だとベッドの中で赤くなっている則子です。

 これは一番大事なことなのですが・・・茂さんは則子を完全な女にする積
りのようなのです。
亡き妻のお化粧品とお化粧道具を使って則子にお化粧をするようにと、申し
ておりました。
早く完璧にお化粧が出来るようになれば、女のお洋服を着ることを許してく
れると思っています。
則子もいつまでも体毛を剃り落とした全裸では恥ずかしくって仕方がありま
せんから、茂さんの言うように1日も早くお化粧を覚えてお洋服を着たいと
考えております。
お化粧が完璧に出来るようになったら、茂さんの運転する車の助手席に乗っ
て、どこか旅行でも行きたいな・・・と考えている能天気な則子です。
お化粧が旨くなるためには、会社の帰りにでもお化粧の仕方の載った本でも
買ってきて、少し勉強しなくてはならないわ・・・と考えております。
茂さんは男の私よりも女の則子が好きなのだと云うことは解っていました。
だから私が女になればなるほど可愛がって貰えると思うのです。
私は息子の茂さんの何でも言うことを聞く可愛い女になろうと決心していま
す。もう私は茂さん無しでは生きては行けません。それほど茂さんを愛して
しまったのです。
27年余りも勤めた会社も、やり手の部長だという部長職も、このまま行く
と取締役になる可能性だってあり会社の役職も、息子の女になった今では何
の魅力も感じられなくなっていることは驚きです。(続く)
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