小説 舞の楽園 ( トルコ10日間 )
- 2019/02/17
- 02:28
トルコ10日間 < 1 >
10月初旬。トルコへ行って来ました。
今回の旅行は「ゆったり優雅に満喫するトルコ周遊10日間」と云うツアーでした。
もう私も60歳を超えておりまして、それに遇の旅行ですのでユックリと旅行を楽しもう
と思ってこのツアーに申し込んだナです。
それなのに・・・平常では身の上に起るはずが無いことが、いえ、起ってはいけないこと
かも知れない出来事が、私の身の上に起こってしまったのです。
それは・・私にとっては大層なショックな出来事で、これまでの私の男としての人生を変
えるような出来事だったのです。
しかし・・・私は彼を全面的に受け入れることにしました。
彼を受け入れましたことで、今私は最高に幸せです。だって・・・彼は私を愛してくれて、
私を大切にしてくれるのですもの・・・
< トルコツアー 1日目 >
私にとっては3度目の海外旅行でした。11時55分、成田空港の第1ターミナル南ウィン
グからの出発でした。トルコ航空のイスタンブール行きの直行便です。
今回はチョット値段が高いのですが、約12時間も飛行機に乗りますので、コンフォート
クラスと云うのを申し込んでいました。コンフォートクラスは座席も広くってユッタリと
していまして、足も伸ばせるなで楽なのです。
イスタンブールの国際空港には、現地時間で18:00ジャストに着きました。(これから
は10日に成田に到着するまで全て現地時間です)
空港からホテルまで旅行会社の用意してくれたバスです。そのバスは大型バスで、全員が
ユッタリと座っています。
このバスは8日目にアンカラから飛行機でイスタンブールに戻って来るまでは、同じバス
でした。
今回のツアーは7組のご夫婦と私も含めて単独で参加をしている男性1人の計16名です。
全員が50代後半から70代前半と思われる方々でして、落ち着いた雰囲気の方ばかりで
す。中でも60代の方が1番多かったようです。
成田に集合した時に、皆さん自己紹介されたのです。
私は万田譲と申します。
県の公社を退職しまして、今は公団の分譲住宅に独りで住んでいます。
妻は1人息子が高校3年生の頃病気で失っており、それから間も無くして息子も大学の寮
に入りまして、それ以来独り者です。
息子も勤務先が海外にシフトを移した為に、今はロスでアメリカ人のお嫁さんを貰い,ア
メリカで1家を構えております。
住宅は3DKの広さがありまして、独り者になった私には広すぎると思うのですが、万が
一息子が帰って来たら一緒に住んで貰おうと思い、そのままにしているのです。
けれども・・・息子達は「当分の間、帰れないよ・・・」と言っておりますので、それも
杞憂に終わるようです。
仕事1筋に働いておりました私です。趣味と云うものを持ってはおりませんが、仕事上覚え
た麻雀でも・・・と思いまして、私の住んでいる団地の管理事務所で聞きましたが、団地
では同好会も無いそうなのです。
『地域の同好会へでも足を運ぼうか・・・』と思っていたところなのです。
結局は・・・暇なのですね・・・(続く)
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